期待度 ★★★☆☆ 満足度 ★★★☆☆
いまひとつぱっとしない映画でした。 いい映画というほどではないけれど、罵りたくなるような映画でもなく。可もなく不可もなく、といったところかなぁ。 戦争映画(だよね?)のわりには悲惨さがほとんどなく、これでいいのか? いくらなんでものどかすぎやしないか? という気がしないでもないけれど、かといって、あまり暗いのもいやだしなぁ、と感想もあいまいになってしまいますわ(笑
戦争映画につきものの、むなしさとかいらだちというものは感じられず、思ったのは「軍人になっても、一流大学のおぼちゃんはインテリだなぁ」ということ。軍隊でも、一兵卒と学徒動員の尉官クラスとではまるで待遇も違うなぁ、やっぱ、学歴か? 主人公も大学生のわりには妙にふけて見えるし。髪型のせいかしら? それとも、現在の若者が幼すぎる? ……とのんきなことを考えておりましたの。これ、本当に戦争映画?(^^;
まあ、悲惨なシーン抜きで、淡々と戦争を語るという手法そのものは嫌いではありませんでしたけれど(ちょいとのどかすぎる気がしないでもないけれど)。 一般的な評価はどうなのだろう? と気になるところ。
主人公のラストがあまりにあっけないというか、英雄的じゃないのだけど、もしかしたら、あれってわざとだったのかしら? だとしたら、もっと余韻が残るような伏線があるとよかったのにな。
ラストのシーンは蛇足でしょ? ああいうシーンを入れたいという制作者サイドの気持ちはわからないでもないけれど、あれほど年月がたったあとに行う意味がなさすぎる。なにか特別なことがあるか、あるいは、もっと若いときにやるか。
個人的に好みだったのは、北勝也役の人♪ と思ったら、なんとCASSHERNの伊勢谷くんでありました。そりゃ、好みのはずよね。あのときも、「お芝居は……だけど、とりあえずお顔はかわいい〜」と思ったんだから(笑
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