期待度　★★★★☆　まんぞくど★★★★☆

　今までのバットマン・シリーズはほとんど見ていません。
　それなのに、見に行ってしまったのは、予告編の映像がとても綺麗だったから。実際、綺麗な映像満載でした。

　が、が、それよりなにより、出演者いいの！
　人の顔や行動、セリフにばかりに気がいってしまって、肝心のストーリーなんかどうでもよくなってしまった（笑）。つっこもうと思えばいくらでもつっこめそうなんだけど、そんな余裕すらなく、ひたすらマン・ウォッチャーしておりました。
　ブログにもちょこっと書きましたが、クリスチャン・ベール（ブルース・ウェイン＆バットマン）の正統派おぼっちゃんハンサムボーイぶりと、キリアン・マーフィー（クレイン博士）のいかれたクール・ビューティボーイぶりと、ゲイリー・オールドマン（ゴートン）のとぼけたおじいちゃんぶりと、マイケル・ケイン（アルフレッド）の完璧な執事ぶりと、モーガン・フリーマン（フォックス）の見事なモーガン・フリーマンぶりなどなど、いい男いっぱいでわたしは幸せでございました。

　特にね、目を引いてしまったのがキリアン・マーフィー！　はまり役というか、怪しいというか、彼から目が離せない。こんな男に惹かれるわたしって一体なにもの？？　って自分で自分につっこんでしまった（^^;
　相手を脅すときのちゃちな覆面も彼の小者っぶり炸裂でとても素敵。
　いやーん、いいわぁ。
　クリスチャン・ベールのお坊ちゃんぶりも捨てがたいですけど。
　うーん、悩むわ（？）

　クリスチャン・ベールといえば、大金持ちのくせに、地下の洞窟でせこせこと衣装に色を塗っていたり、コウモリの形をした手裏剣（？）を作っていたり、「君、案外マニアックでしょ？」って感じで妙に受けました。彼よりも、執事のマイケル・ケインの方が断然金持ちっぽいです。
　ゲイリー・オールドも最後は出世していたみたいだけど……あんな事故を起こして責任は誰が取っているんでしょ？　あ、お坊ちゃまが裏から金を回したとか？

　事故といえば。
　映画館の扉に張り紙がしてありました。「盗撮するな」という警告の張り紙かと思いきや、「劇中の列車事故シーンについて」でした。某列車事故とを連想されて不愉快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんがうんぬんかんぬんという内容で、ふーんと思っていました。なんだか神経質になっていないか？　そりゃ、まだ事故があったばかりだから気になるんだろうけれどさ、なんて思い、映画を見ている間はすっかり忘れていました。モノレールが爆走中も思い出さないという徹底ぶり（？）でしたが、いざそのシーンになったら……あれは、張り紙をするはずだわ。びっくりしました。
　なんというか、「見てきたの？」ってぐらい、ニュース番組で再現していた様子とそっくりで。事故関係者でないわたしですら、ちょっとぞっとする映像でした。
　こんな偶然もあるんだなぁ。たしかに「事故よりもずっと前に撮影されたもので」って断りをいれたくなるだろうな、、、