2005年05月18日(水) |
「バタフライ・エフェクト」 |
期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★★★
「君を守るため、僕は何度でも過去に戻る」 そんな宣伝文句に引き寄せられて見て参りました。 正直、とても疲れました。こういう不条理的なサスペンスものは苦手です。息を付く間もなく、途中で「もう勘弁してくれ」と思ったぐらい。 ノンストップ・サスペンス、面白いと評してしまうには疲れる映画でしたが、そのぐらいのめり込める作品でした。 どんどん悪くなっていく状況に最後はどうなることかと人ごとながらはらはらしていましたが、たしかに「切ないハッピーエンド」。幸せの方程式X(幸)+Y(不幸)は常に0だとしたら、Xを0にする代わりにYも0にするという選択。確かに八方丸く収まってはいるけれど、、、切ないなぁ。まあ、最初はX<Yだったわけだから、やはりハッピーエンドではあるのだろうな。 この映画は間違ってもパート2なんて作らないで欲しい。このままそっと終わってください。
少年エヴァンがかわいいです。繊維でありながらちょっと悪ぶっていて、少女の初恋の相手としてはぴったりです。少女ケイリーの耳を塞いであげるシーンなんて思わず胸がきゅんとしてしまったわ。いいなぁ、若いって。 守りたい「君」が幼い恋の相手だというのもまたよろしくて。
そして、ケイリー。一人の女性が境遇によってこんなに姿形が変わるなんて怖いぐらい。女にとって一番の美容液は幸せなのね。
|