2005年05月01日(日) |
「ペイチェック 消された記憶」 |
期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★★☆
なかなかおもしろい映画でした。19のがらくたの使い方もおもしろかったし。 ちょっと残念だったのは、「消された記憶」がそんなに意外性のあるものではなかったということ。記憶がないことを利用されて犯罪者にされていたりとか、消された記憶がなんらかのキーワードになっていたりしたらもっとおもしろかったのにな。 じっくり考えると、「未来が見える」と「未来を変える」という設定が同時に成り立つのかいな、とは思いますが。 光学的に未来が見えるということは、未来の発した光を捕らえたということで、未来だろうとなんだろうと光が発せられたという事実はたしかにあるということなんじゃないの? それを変えることはできのか? それって過去を変えるのと同義なんじゃ? あれこれ考えると、わたしのあほな頭ではこんがらがってくるのであまり考えないようにしよう。 ディック原作と聞いたら、多少の破綻は仕方がないかと思えてしまうし(笑
にしても、ハリウッドって「未来は変えられる」という視点が好きなんですね。矛盾もパラドックスもなんのそのってぐらいに。 あとは「人類の終焉」=「どっかん、ざぁ〜」(水爆がなにかが炸裂して都市が一瞬に吹き飛ぶ光景)も。今までは何回、この手のシーンを見ただろう?? もうちょっとオリジナリティはないものでしょうか。
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