2004年11月30日(火) |
「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 」 |
期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★★★
これ、すごい! と〜っても楽しかったです♪ 昔、少年だった大人のために冒険映画って感じです。 とてもハイセンスな昔のSF映画を見ているみたいでした。 この映画に出会えてわたしは嬉しい。 最後、本気でうれし泣きしそうになりました。
とにかく、古くさいんです♪ 舞台は1939年のNY。もうそれだけでわくわく感が大なのですが、出てくるロボットや敵役がウェルズかドイルかって感じのオールドSF風で最高です。なんてったって、巨大ロボットよ、巨大ロボット♪ ああ、なんて素敵な響きなのかしら。 (宮崎アニメに出てくるロボット郡と似ているのですが、どうやら両監督のロボット感ルーツは同じようです) 映像も古くさいのですが、CGと実写のつなぎ目あたりも古っぽく、ヒロインのピ〜ンチとかもお決まりの古くささ、あれは絶対わざとだよなぁ。すばらしい。 ヒロインが最後までハイヒールを履いているあたりも、1939年っぽくって素敵です(笑)。途中に着替えた部分があったんだから、そのスタイルのままの方が動きやすかったろうに、、、、 どんな感じがご覧になりたい方はこちらをどうぞ→ http://www.skycaptain.jp/
スカイキャプテンがまたかっこいいんですよ♪ このかっこよさが昔風で素敵なんです。 それに、彼の愛機も最高です。詳しいことはネタバレしちゃうので書けませんが、とにかく、すっごいんです。しかも、プロペラがついているのよ〜(笑)。 英国軍もすごいんです。ネタバレしちゃうから書けませんけど。 出てくる武器も時代遅れなのか未来的なのか、判断がつかないあたりがたまらない。 敵役の目的・動機もまたまたたまらない。 ストーリーも展開も、とにかくオールド。変にひねってないあたりが今時じゃなくて大好き。 「こいつは味方と思わせて絶対敵だぞ?」なんて思っていたら最後までいい奴だったり、「これとこれとが関係していると思わせて、じつはこれとあれが関係していて」なんて推理したら、そのまんま「これとこれが関係していました」で終わるし(笑)。そうよね、もっと素直にならなくちゃ、だめよね。どうやら、わたしの頭は現代に毒されているようです。 古き良き(?)SF時代に今の技術があったらこんな感じの映画を作ったろうなと思せる、まさにわたし好みの映画です(と言いつつ、じつは古いSF映画ってほとんど見たことがないのだけど ^^; もう、見てみて、としかいいようが言いようがないですわ。
なのになぜ、おまけの+★がないかといいますと。 ラスト、ケリをつけるのが空中戦じゃなかったからです。 やっぱりね。最後の最後、飛行機乗りには飛行機でケリをつけて欲しかったのよ。そこだけがどうしても残念だったの。 贅沢なことを言っているのは承知の上で、涙をのんで、おまけの★はなし(くすん
この映画、わたし的にはベストシネマ・オブ・2005に選んでもいいかなっていうぐらいなのですが……「キャシャーン」と悩むなぁ←かなりの偏見に基づいているかも(笑
なのにですね。 公開からまだ三日目だというのに、小さなスクリーンで観客も10人以下というのは悲しい。まあ、隣りのスクリーンではハウルの城が動いていますので、仕方がないかなとは思うのですが。 ハウルよりもスカイキャプテンの方がかっこよかったけどな。 親友のディックも本当にGOOD・BOY。
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