期待度 ★★★★★ 満足度 ★★★★☆
この映画、しっとり叙情的映画だと思っていたら、コメディだったのね(え? 違う?? 笑) 非現実的なストーリーの邦画の限界を感じてしまった映画でした。設定とか、穴だらけでっせ? 穴があってもいいのだけど、それを感じさせないぐらいの迫力がない。だから、「コメディ?」と思ってしまう。 と、文句をいいつつもけっこう楽しかった。 「サトラレ」の苦悩とかなんとか、難しいことはあまり掘り下げてなくて、だから軽めの仕上がり。一番の張本人であるサトラレくんは、最後までその事実を知らずにぼけているし(笑)。 ま、それでいいんじゃないのかなぁ。これはそういう映画だろうし。 それにあんまり掘り下げたら、ヒューマンドラマではなくてホラーになってしまいそうだわ(笑) ドラマ的なのかもしれない。適度にコメディの要素を入れて、深くは考えさせない。それはそれで、正解だ。 最後はあまりに平和ぼけって気がしないでもないけれど、ま、いいや。みんなで「よかったね」って言えれば、それでいいのよ。これは、そういう映画さ。 深いことを考えてはいけない。考えれば、この話は破綻する(笑) これは、八千草薫の微笑みと鈴木京香のぼけぶりで見る映画なのさ(本当か?) にしても、里見健一くんはとてもIQ180には見えなかったぞ? ←だから、深いことを考えたらだめだってば……。
言いたい放題だけど、それでも手術後のシーンにはうるうるしてしまった。そして、ふと横を見ると、宿題をしていた娘が涙を拭いていた。やっぱり、親子ねぇ(^^;)。
|