期待度 ★★★☆☆ 満足度 ★★★★★
最初はつまらない映画だと思ったけれど、スザンナとリサが病院を脱そうするあたりから面白くなってきて、最後にはすっかり虜になっていました。結局、立て続けに2回も見てしまった。 DVDには未公開シーンも収録されているらしいので、ぜひ欲しいなと思う。
リサにたまらく惹かれる。 あんな目で見つめられたら、スザンナじゃなくてもキスしたくなるって(おい ^^;)。 反社会性人格障害。 はっきり言って、身の回りにはいて欲しくないタイプだな。 人の一番痛いところを的確にかぎ分けて、遠慮なく突いてくる。 でも、映画鑑賞という安全圏から見ている限りでは、彼女に惹かれる人って多いのではないかなと思う。 もし、彼女が目の前にいたら。 わたしにどんな言葉を投げつけるんだろう。 そう思うのは、猫をも殺す好奇心(笑)
誰でも心の中に闇を持っているし、矛盾も抱えている。 精神病と言われる人たちは、心が壊れてしまっているではなくて、自分の醜さから目を背けたり、自分に嘘をつくという安全装置が壊れてしまっている人なのかもしれないと思ったり。
映画や小説の登場人物に自分を探すことはめったにしないけれど、これはつい思ってしまったな。「自分だったら誰だろう?」と。 残念ながら、リサではない。かなり、不本意ながら(?)スザンナってとこかなぁ。 が、待てよ、と思う。 誰でも「自分が入るとしたらスザンナ」って思うのかも。 そういうふうに「スザンナ」というキャラクターを作ってるのかもしれない。だとしたら、監督の思惑に見事にはまってしまったってことね(笑)
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