白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2002年10月11日(金) 静物画のような


こんばんは。日が落ちるのが早くなりましたね。
お元気ですか?


早速ですが、本日のヒットです。

「イカロスの森」(黒川創著)を購入し、読む。
最初の3行で「あ。こういう文章好き〜」と感激。
読み終えて、思わず最初にまた戻る。

書店に入ったときは、購入するつもりも、
そもそもこの本の存在すら知らなかったのです。

目的の本をゲットし、さあ出ようかと思ったそのとき。
文芸書の平積みコーナーに、見たことのない素敵な装丁の本が。

「むむ…?」
と近寄って見ると、まずタイトルがちょっといい。
帯を見ると「池澤夏樹氏絶賛!」とある。
そして版元は新潮社。

……ゆきずりの恋の予感。

そして、扉を開けて3行で好きになったのでした。

ドラマチックなお話ではないけれど、
全体に漂う詩的な雰囲気、
静物画のように寡黙な文章の世界に、
2時間弱、うっとりとひたっておりました。


よく見れば芥川賞候補作とあり、ああ、なるほど…と納得。

そういえば、受賞作はまだ未読でした…
これより評価が高かったということは、
本当にレベルが高いのだろうなあ…手にとってみよう…。


こういう素敵な本を読むと、「ああ!白虎書きたい〜」
と思います。

書けるのはちっともその経験が反映されないものなのですが(しくしく)。

素敵に書いてあげたいのに、思いばかりが先走ります。

でも、がんばりますので、またよろしかったら
お時間のあるときに覗いてやってくださいね。


この週末は3連休ですね。
遠方にお出掛けになられる方、
どうぞお気をつけていってらっしゃいませ。
(あ、イベントに行かれる方もおいでですか?
どうぞ楽しんでくださいね。…あの、お勧めの白虎作家さんなど
おられましたらこっそりと……いえ……)

ご自宅や近場などでのんびり過ごされる方、
どうぞ秋の休日をお楽しみくださいませ。

お仕事のご予定がおありの方、
私も持ち帰りあります〜。ご一緒にがんばりましょう〜。


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桂子 [HOMEPAGE]