白日の独白
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一瞬間で脳裏を過ったのは「ヤラレタ」ということ。 そして次には僕の密やかな願望が現実化したのかと想いました。 僕はその場所が・・・陽の当らない三角錐を見下ろすのが好きでした。 図と地が反転したモノリス。最適な墓標。 横たわる僕を見に三角錐を覗き込む。 嗚呼、なんてことでしょう。 其処にいたのは僕ではありませんでした。 何故なら僕は最後にあんな格好は絶対にしません。 自分と他人の区別は意外と単純なようです。 急速に現実に引き戻され冷えた大きな目でじっと見詰める。 11階から飛び降りたのに血も流れずまるで人形のようでした。 人形。抜け殻。器。境界膜。開かれている?入口と出口? 彼女を彼女たらしめていたものは一体何処へ行ったのでしょうか。
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