「隙 間」

2010年10月03日(日) 「パーマネント野ばら」

「パーマネント野ばら」

をギンレイにて。
サイバラこと西原理恵子の同名作品の映画化された作品である。

主演は菅野美穂。

もうそれだけで観る価値は十分にあるというのに、さらに土佐弁ときた。
観て聞いて、さらによし、である。

寂しうて寂しうて、どうしてうち、こんなに寂しいがぁ?

電話ボックスでくず折れる彼女を、ぎうっと抱き締めたくなる。

小池栄子もまた、いい。
すっかり素晴らしい女優として、その存在を築いている。

どんな恋でも、なんもないよりましやき。

池脇千鶴が、変わらない存在感でいい味をだしている。

うちの過去の男は、みぃんな、大っ嫌い。

地方の小さな港町に、一軒だけある美容室「野ばら」
小さな町だから、何一つ隠し事もできない。

下品で明け透けで真っすぐな、生きることを精一杯に生きる女たち。

男の人生はな、真夜中のスナックやき。

宇崎竜堂の語る男の人生論。

男は、愛すべく、いや愛想尽かすおバカなもので、それをわかって愛してしまう女たち。

土佐の女は、情があつい。

そして、熱いものが、観終わった胸の奥に、たまっていた。

愛おしいほどの恋を感じたい方は、どうか観てみてもらいたい作品である。



この週末。
また、半分を寝てしまった。

取り戻せない時間。
押さえられない時間。

すり減って行くのではなく。
だるま落としのように。
スコンと打ち抜かれてゆく時間。

限られた時間にしがみつき活かすことよりも。

今は、

なすすべなく失って行く、どうしようもない時間の方を、執着してしまう。

その針は、きっともうすぐ反対側に振り戻る。

空白に吸い出された気力は、帰ってこない。
だから、ありったけの、残りカスのなかなから搾りだして、毎日を溜めてゆくしかない。

カッスカスにも、ひとしずくの意地がある。


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