よさこい、夏!
原宿表参道元気祭 「スーパーよさこい2010」
二日間に渡る暑い夏の初日です。
浅草では、本場リオデジャネイロもビックリの「浅草サンバカーニバル」が毎年同じ日に行われているのです。
三社祭には行っても、サンバカーニバルには行ったことがありません。
サンバの浅草より、 よさこいの原宿。
です。
先々週の高知でひらかれた「よさこい祭り」での、優勝チームや特別賞やらを受賞したチーム(連)はすべてではないけれど、こちらの「スーパーよさこい」に招待されることになっています。
だからもちろん、チェックをしてみたのです。
「ほにや」はやはり優勝チームとなり、「十人十彩(といろ)」「Art Wave」「とらっく」「帯屋町筋」「上町よさこい鳴子連」らの伝統と実力等がある連が、各賞を受賞していたのです。
さて、わたしはやはり阿呆のようです。
「よさこい祭り」の結果はチェックしていても、肝心の「スーパーよさこい」の参加チームや演舞場や時間を、前日までチェックしていなかったのです。
参加チームに「Art Wave」の名がありません。 どうやら辞退されたようです。
高知でもっと、しっかりみておけばよかった……。
演舞場は原宿駅のすぐ後ろ、そこが開会式を行うメインのステージです。 明治神宮にちょいと入ったとこに文化会館ステージ、代々木体育館前、NHK前ストリート、それに隣接する舞台がある広場のじまん市ステージ、そして日曜のみの表参道ヒルズ前ストリート、各所での暑い競演が繰り広げられるのです。
炎天下にひとりで、開会式から陣取ってゆく気力はありません。
予定表をみて、「ほにや」の原宿ステージに間に合うよう、時間を決めていたのです。
余裕をみて三十分前に着くように。
「はうっ」
三十分を、食い潰してしまったのです。
地下鉄の千代田線に「なんで快速や急行がないのさっ」と理不尽な不平不満をぶっつけながら、明治神宮前まで根津から乗り換えなしの一本で三十分を、その場駆け足の状態で焦ります。
駅への到着時間は、ちょうど「ほにや」の開演時間ジャスト。
乗越しの自動精算を焦る気持ちでしていると、背後で
「明治神宮に近い出口はどこですか」
と駅員さんに訊ねてる女子がいたのです。 彼女もやや焦っている様子で、きっと目的はわたしと同じかもしれない、急げ急げ、と。
精算券を機械を待たずにひっこぬき振り返ると、彼女の姿は既にあらず。
負けた。
時計の針は、止まってくれはしません。
大丈夫、五分くらい遅れたりすることもある。
根拠のないアクシデントを勝手にこしらえて言い聞かせはじめてました。
ホンマに阿呆や……。
「それでは、「ほにや」の皆さんですっ!」
司会者の紹介の声を、わたしは前から三列目あたりのぽっかり空いた隙間から、聞くことができたのです。
はっはぁー! どうだ、みたかっ!
やはり、鳥肌がたってしまいました。
「ほにや」だけではありません。その他の連も、全国から集まってきているだけあって、鳥肌が引っ込む余裕がありません。
「姫さまの云うことはぁ?」 おっ。 聞き覚えのある掛け声。
「ぜったぁーい!」
「乱舞姫」という東京の連です。 なんて軽い掛け声だ、と侮ることなかれ。
なかなか素晴らしい演舞を毎年披露してくれるのです。
他にも関東勢では「音ら韻(オンライン)」という同じく東京の連も、格好いいのです。
しかし刷り込みというのは交換絶大なわけで、わたしが高知で魂を抜かれてしまった連の登場にひたすら感動の連続で、ぐったりです。
熱中症みたいなものです。
よさこいは、もはや「ダンス」です。 ヒップホップ、ジャズ、レゲエ、モダン・クラシカルバレエ、それぞれがそれぞれの「舞い」として取り入れているのです。
そしてやはり素晴らしいのは。
何十人といる連の中のひとりひとりが、楽しくて楽しくて仕方がない、という笑顔なのです。
立っているだけで辛くてだるくて目尻がだらしなく垂れ下がるというのに、激しく舞っている彼らの目は、綺麗な弧を描き、キュッと輝いているのです。
朗らかな笑顔と真剣な汗。
だから、誰が観ても、必ず、魅せられてそして感動させられてしまうのです。
明日は閉会式が夕方五時。 それまでにもし、お時間や都合が合えば、是非、原宿駅に寄ってみてください。
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