「隙 間」

2010年08月21日(土) 「9(ナイン)〜9番目の奇妙な人形」と感動と舞い

「9(ナイン)〜9番目の奇妙な人形」

をギンレイにて。
CGアニメーションである。
人類が自ら発明したマシーンの反乱によって滅亡したその直後、麻布を縫いあわせたような手のひらほどしかない人形が目覚める。

背中には「9」の文字。

しかし、記憶も何もない。
やがて自分と同じように番号を背負った仲間と出会う。

彼らは、マシーンの生み出した「ビースト」と戦うものと、生き延びるために逃げ続けようとするものと二分し、対立していた。

ナインは、目覚めたときに手にしていたあるキーが停止していた「マシーン」の起動キーだと知らず、無知の好奇心からキーを嵌め込み、起動させてしまう。

マシーンは、次々とガラクタの部品からビーストを作り出し、ナインらを襲いはじめる。

次第に仲間がマシーンに吸収されてゆき、逃げることを主張するリーダーのワンはやがて、戦って終止符を打とうとするナインに渋々従うようになるのだが。

果たして、ナインらは終止符を打てるのだろうか。
その終止符とは、解放か、破滅か……。

とにかく、キャラクターがいい。

素朴だが麻布の指人形のような姿に、これだけ見事な人間味を吹き込んでいるのである。

ナインまでのナンバーとなると、わたしの世代だと石ノ森章太郎の「サイボーグ009」である。

特性は違うが、それぞれの個性が、豊かで、愛着がわいてきそうな魅力がある。

セブンが、いい。

はじめからひとりビーストと戦い続けていた唯一の「女性」戦士なのである。

サイボーグ〜では、たしか「003」が唯一の女性でテレパシスト等の非戦闘能力者であった。
セブンは、鮮やかな身のこなしのみの、特別な力は何もない。

いや、ひとつだけあった。

「勇気」

である。

凛々しさは、美しい。

さて。

久しぶりの水道橋の馴染みのカフェである。
店員の風呂屋くんとは、やあどうも、お待ちしてました、という程度の顔見知りである。

わたしが旅に出る前、店で、さて高知はどこの飯屋で食うか、と本を開いていたのである。

「美味しそうな本を見てますね」

テーブル拭きに回ってきた風呂屋くんが、目ざとく気付いたのである。

来週から旅に出るので、その店を物色してるんです。
へえ、どこですか?
高知です。よさこいを見にゆこうと。

「高知ですかっ」

黒ぶち眼鏡の向こうで、黒目がビックリしていたのである。

「実は両親が、よさこいを見に行くらしいんてすよ」

ほうっ。
実家は埼玉なんですが、そこから車でゆくんです。

なんとっ。

よさこいの後に、徳島で阿波踊りも見て帰ってくる計画らしい。

なんとも羨ましい。
夢の競演である。

そんな話をしていたのであった。

「おかえりなさい。旅はどうでした」

深く、強く、ひと息つく。

「よかった。感動したっ」

両親も、そういってましたよ。
そうでしょう、そうでしょう。

唖唖と笑う。

来週ある「スーパーよさこい2010」に、やはりあの「ほにや」が来てくれるのである。

いや。

来るべくして、来る。

高知で迷子になりかけたわたしを救ってくれた子らに、「ほにや」ってカッコええねぇ、と初見のようなことを言ってみたが、実は以前から「ほにや」を知っていたのである。

王道のような安心感があり、しかし新しく、鮮やかで、引き込まれる。

そしてもうひとチーム。

「art wave」である。
こねチームは、女性は一度みたら、おそらく一発で、憧れてしまうであろう。
女のかっこ良さ、に痺れさせられてしまうのである。

「art wave」の登場に、わたしの周りから、「キャー」という悲鳴や、「やっぱりカッコいいよねぇ」とのため息や、「……!!」などの感嘆符が渦巻きだしたのである。
このチームは、女性がメインのチームである。

感動と元気と明日への力が欲しい方は、来週土日、昼過ぎから原宿表参道へ、騙されたと思い来てみてもらいたい。

たとえ騙されたと思っても、明治神宮にてお参りして帰ってもらえば、パワーは与えられて元気になれるはずである。


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