| 2010年08月01日(日) |
「小さな命が呼ぶとき」「ちょんまげプリン」「ハングオーバー」 |
本日は一日、映画サービスデーです。 もちろん、はしごしてきました。
まずは。
「小さな命が呼ぶとき」
をシャンテ・シネにて。
実話に基づいた物語です。 ハリソン・フォードが、またいい役を演じてますが。
シャンテ・シネにかかる作品は、やはり侮れません。 筋ジストロフィーの一種であるポンペ病にかかった娘と息子を抱えた父は、平均寿命が八年、といれているなか、その娘が八歳の誕生日を迎える。
なんとか助けたい。
やがて治療研究において最先端だが治療実績がない医師と、製薬会社・研究所を立ち上げ、新薬の開発に取りかかる。
我が子たちだけではない。 同じ子をもつ親たちにも。 しかし、やはりなによりも我が子が笑っていられる明日を。
軽いジョークのやりとりや洒落や、駆け引きやジレンマや。
できれば是非。 観てもらいたい作品です。
至るところで、うるっと、そして胸が詰まりそうになりました。
だけどそこで軽快なやりとりで気持ちを引き上げてくれて、だけどやはり辛い、切ない現実は忘れさせず。
子をもつ親としては、痛いほど、共感できると思います。
苦しみ続ける明日しかないのならいっそ神の祝福を。 と思ってしまう気持ち。
だけど、「わたしは負けない」と、翌朝もちなおした幼い娘に告げられたときの、娘の今日があることへの神への感謝と娘の強さと、自分の弱さと腑甲斐なさ。
とにかく、名作です。
さて、次は。
「ちょんまげプリン」
をヒューマントラストシネマにて。
江戸時代の侍が神隠しにあい、現代にタイムスリップ。 偶然出会ったシングルマザーの久美のところに居候するうちに、菓子作りの意外な才能を発揮し……。
ベタでお約束な物語ではあるが、舐めてはならない。
切り捨て御免
もしくは、
切腹もの
の、なかなか面白い作品です。
時代錯誤の、しかし正しさが、爽快に愉快痛快に肚にスパンっとくる。
悪いことをしたら怒られるのは当然でござろうっ。
男はそう簡単に泣くものではござらん。
詫びに返礼もなしとは、無礼でござろうっ。
云々、でござる……です。
とりわけ、子どものわるさを怒鳴りつけた場面が、なるほどと思わされる。
母親の久美が、怒るのにもエネルギーがいるし、簡単なことじゃないのよね、ともらす。
叱ることと怒ることの意味のちがいは今はおいといて、叱り方、について戸惑っている親が多いのが現代社会の問題にもなっています。
わたしは、しょせん無責任な立場からの発言になりますが。
もちろん、単純なことではなく、ある程度のものが必要ですが。
叱れなくても、怒っていいのです。 理不尽だとしても、親だって人間です。
だけど、親なんです。
子どもに必要なのは、自分を育ててくれた友達ではなく。
親なんじゃあないでしょうか。
正論やテストで及第点の答えを与えられても、だからなんだっていうのでしょうか。
親だって人間なんだ。
ということを知らずに育てられた子どもは、なんだかとてもかわいそうな気がします。
もちろん、親自身も、です。
親子のあり方はもちろん、親子の数だけ、あります。
親が怖い子どもはいても、子どもが怖い親があったら、悲しいです。
ただでさえ、子どもは親の感情に無意識に反応するもの、だったはずです。
親自身のイライラやストレスのはけ口に怒鳴る殴る放棄する、ことは、問題外です。
友達のような親はあっても、友達、でしかない、親のいない家庭はあってはいけません。
じゃあ、子どもはどこに、親を求めたらよいのでしょうか。
いうのとやるのとは、全然違うんだよ。
ごもっともです。
育て方を間違えた、だとか、失敗した、だとか、どうか、決して思わないでください。思っても、できれば墓場まで持っていってください。
子どもは親の子であっても、親だけのものではなく。 子ども自身のものでもあり。 だけど親あってこその子どもでもあります。
ちょいと自分を振り返ってみましょうか。
自分は親とそっくりなところがありませんか?
教科書にでているような立派な大人像、ではありませんよね。
完璧な親であるのではなく。 人間としての親であれば、子どもには立派な親なのです。
人間としての、というのがまた、難しかったりするのかもしれませんが。
ちょんまげプリン。
なかなか深いことまで、考えさせられる作品でもありました。
続いて、
「ハングオーバー」
を同じくヒューマントラストシネマにて。
これはもう、おばかで涙が溢れて笑いがお腹が痛くなって、男はとことん楽しめる作品です。
結婚式を三日後に控えて、新郎と友人二人とおまけに新婦の弟の四人が、独身パーティーにラスベガスへとでかけます。
目覚めると、部屋がめちゃくちゃになっており、記憶がさっぱり、ありません。
それどころか、新郎のダグの姿が見当たらず、連絡もとれず。
バスルームにはなんとマイク・タイソンの飼い虎が。 クローゼットには赤ちゃんが。 ベンツだったはずの車が盗んだパトカーに。
結婚式は明後日。
ダグを無事にみつけ、結婚式までに皆で帰れるのか。
とにかく、ハチャメチャです。
新婦の父親が新郎の耳元でつぶやきます。
ベガスの思い出は、ベガスに置いてきなさい。
なんて素晴らしいお義父さんなんでしょうか。
ええ、お下品なジョークも盛りだくさんです。
思い出は置いてきても、ヘルペスは置いてこれないけどな、はっはっー。
これは友人のツッコミです。
わたしの隣は初老の親父さん、反対隣は若い女性。
どちらも、
あっはっはっ! きゃはははっ!
老若男女問わず、お腹を抱えて笑える作品でした。
休日に映画サービスデーが重なったとはいえ、充実させ過ぎた感がある週末でした。
夏のよき思い出、充実した休日の本番は来週からです。
ゴールデンウィークの二の舞を演じるつもりはありません。
アイドリング、そしてクールダウンをしっかり、します。 この作品名「ハングオーバー」つまり「二日酔い」のような尾をひくことにならぬように……。
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