「隙 間」

2010年07月18日(日) 今一度洗濯致し候

今一度日本を洗濯致し候――。

管首相も、もし「彰義隊」なぞをはじめに例えで出していなければ、党のCM映像のあれに、重ねてこの言葉を入れることが出来たはずである。

惜しいことをした、とわたしは当時心からそう思ったのである。

まあ、毎夜彰義隊の碑の傍を通って帰路についているわたしとしては、なかなか複雑なところがあったりもするのである。

遅ればせながら、冒頭のひと言は、幕末の名を知らぬ者はないであろう、坂本竜馬の名言である。

今や坂本竜馬といえば、福山雅治であるが、残念ながらわたしは、武田鉄矢の頃の世代になってしまうのである。

いやこれは別段、武田鉄矢が嫌だというのではなく。
氏の刑事物語「黒潮のうた」にて、あのハンガー捌きを自宅の針金ハンガーにて真似して振り回していたほど、敬愛するお方である。

今でも、ほい、とハンガーを渡されれば、少しは振り回せる自信が、ある。

ハイハイハイ、ハイヤァーッ!

といった次第である。

もとい。
わたしもかつては年に一度は洗濯に出ていたのを、諸々の事情にてここ数年、滞らせてきてしまっていたのである。

ようやく、洗濯代の都合がつきそうなのである。

ぽかぁんと口を開け、明星が飛び込んでくるのを待ちに。
あるいは、広末との偶然の出会いをしに、人波にひたすら揉まれに。

さらにその後に、いつも東の山にしか足を入れていない、西の本山にそろそろ訪れることが出来れば。

日本三大霊山を踏破することが出来るのである。

甚だ行き当たりばったりなところが問題ではある。
もう少し、予め詳細を検討し熟考した後、手配をすればよいのだが、間を置くとその気が失せてしまうのが常であるから、勢いに任すしかないのである。

予定さえ入れてしまえば、休み返上で出勤、を断ることがしやすい。

さて。

ピッピッと「ていねい、もみ洗い」コースを選び。

今一度自身を洗濯致し候――。

と、ゆきたいところである。


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