「隙 間」

2010年03月28日(日) 「剣岳〜点の記」

「剣岳〜点の記」

をギンレイにて。

未だ地図にて空白の立山の剣岳を測量せよ。
国家自身を知らねば、世界に覇を唱えられぬ。

明治時代の陸軍測量部が、厳命を言い渡される。
しかも、民間の新興である登山学会が、陸軍より先に登頂せん、と対抗してきたのである。

国家が民間の道楽連中に遅れをとってはならぬ。
何が何でも、初登頂せよ。

しかし測量部は、測量のための三角点を測定し、打鋲しながら登らねばならない。

かたや登山学会は、登頂のみを目指せばよい。

しかし、ただひたすら、鋲を、点を打ちながら登ってゆく。

何の為に、地図を作るのか?
どんな意味があるのか?

葛藤する。

そしてついに、剣岳を制覇するが……。



主人公の浅野忠信、妻役の宮崎あおい、案内人役の香川照之、とにかく役者がよい。

とくに、やはり宮崎あおいは、もはや犯罪者である。

罪名は「窃盗罪」

わたしのこころを、あざやかに、盗んでしまったのである。

あのような妻ならば、わたしならば決して命の危険があるような、家をあけねばならぬような仕事など、してたまるか。

「二十二日お仕事ということは、二十二日目に、帰ってくるの?」
「いや、二十三日目に帰ってくるよ」

そんな答えなど、わたしはしない。

二十二時間目、いや二十二分後に、すぐさま帰ってきてしまいたくなるような、なんとも愛らしい細君ぶりなのである。

大作ではあるが、とかく宮崎あおいにこころを盗まれたいものは、観てみるべき作品である。

罪滅ぼしのため、エスプレッソ・ティーをガコンと買い、「ギュウ〜」と顔をしかめる蒼井優を思い浮かべ、噛みしめる。

「ヒマラヤほど〜の♪」

いかん。
これまた「あおい」ちがいである……汗


 < 過去  INDEX  未来 >


竹 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加