「私の中のあなた」
をギンレイにて。
さんざん世間で「素晴らしい作品」といわれているので、それ以上わたしが付け足す必要は、ありません。
白血病の姉ケイトのために、遺伝子操作して生まれた妹アナ。
生まれたその日から、姉のドナーとして何度も何度も、移植のための入院や手術を繰り返してきた。 それでも、家族は皆で笑って、幸せな日々を築き、保ち続けてきた。
ある日。
アナは突然、「私の体は私のもの。移植手術を拒否する」ために両親を裁判で訴えることに。
移植をしなければ、姉は死んでしまう。
ケイトに生きていて欲しいと、ずっと、それ以外のすべてを犠牲にして戦い続けてきた母親。
姉ケイトを愛し、ずっとそばにいた妹アナ。
なぜ、アナは裁判を起こしたのか。
家族皆が揃う、というささやかな幸せのために戦い続けていた家族に、オリのように溜まっていたもの。
生きようとすること。 生きるということ。 生きて欲しいと願うこと。
生きること。
やはりとても素晴らしい作品です。
本題とは違うところだけれど。
家族、夫婦とは、互いにバランスを取り合ってゆく不可欠な存在。
だからこそ、衝突したり、支えあったり、を繰り返してゆく。
ということ。
ごくごく当たり前の、あらためて感じるようなことではないけれど。
そして、自分の体が自分の思うままにならない、ということ。
それでも。
生きるということを、かみしめたくなる。
抜群に、素晴らしい作品です。
|