「愛を読むひと」
をギンレイにて。
主演のケイト・ウィンスレットが、素敵です。
そして、ひとえにこの作品。
とても、 歯がゆく、 切なく、 じれったく、
悲しさがにじみ出てきてしまいます。
ハンナと出会ったマイケルはまだ十五歳で、年上の女性に恋い焦がれ、そして結ばれます。
ハンナの、まさかこんな年下の、女を知らなかった少年を本気で愛してしまうなんて、というプライドのようなものが、また愛しく垣間見させるのです。
彼女は、マイケルに朗読してもらうことが好きでした。
彼女は、当時大戦後の御時世で、さらにゲルマン民族として、実は文盲だったのです。
しかしそれを、最大の恥として、誰にも知られぬよう生きてきたのです。
電車の切符切りでの真摯な仕事ぶりが認められ、昇進として事務職が決まると、文盲を知られてしまうことを恐れ、辞めてしまうほどでした。
そして彼女は、SSのアウシュビッツの看守という仕事につくことになります。
裁判で、彼女は囚人たちを責任者として書類にサインしたとされ、無期懲役を言い渡されます。
その裁判の傍聴席には、 法科学生としてマイケルがいたのです。
ハンナが書類など読めるはずがない。
レストランのメニューすら読めなかったことを、ハンナはマイケルにも気づかれないよう誤魔化していたことを思い出し、文盲だったことに気付いてしまうのです。
しかしマイケルは、その事実の立証をハンナのためにすることを選びませんでした。
朗読したテープをハンナに送り続けます。
そしてハンナは、テープを聴きながら、字の読み書きを覚えてゆくのです。
初めてマイケルにハンナが書いたたどたどしく、たった一行の手紙が送られるのです。
「あなただったのね、坊や?」
マイケルと一緒になって、泣きそうになりました。
しかし、しかししかし。
歯がゆい、 じれったい、 切ない、
ふたりの関係が、、、
是非、観てみてください。
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