昨夜、雨にフられて水たまりを踏みつけて渡りながら帰ってみると、郵便受けにずいぶんかさばる封筒が入っていた。
気持ちのせいではなく、カサカサと軽い。
おおっ。
と小さな歓声を上げてしまった。
姉に頼んだ、誕生日の贈り物が届いたのである。
緩衝材のぷちぷちをとめるセロハンテープが、なかなか爪でつまめない。
うむ。 ここは欧米人がそうするように、思うままに、破り開けるのがふさわしかろう。
び、にょーん。
だらしなく伸びてゆき、とうとうわたしはハサミに手を伸ばしてしまった。
シャキシャキ。
無事、産着のように大切そうにくるまれていたそれは、わたしの手にとりあげられたのである。
映画版「RENT」のDVD
である。
我が家のDVDプレイヤーは、今月から猛烈に働かされている。
いや。 働かせている。
それまでほとんど、公益法人の名誉職並みの働きであったのが、まさに政局同様、政権交代によってがらりと働き具合が変わるだろうことと同じ様相である。
ブロードウェイ舞台最終公演版に加え、映画版をぐるぐる回さねばならないのである。
楽しみが増えて、これはしばらくたまらない。
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