| 2009年08月22日(土) |
「リリィ、はちみつ色の秘密」 |
「リリィ、はちみつ色の秘密」
をギンレイにて。
記憶もおぼろげな幼いころに、母親を事故とはいえ自らの手で殺してしまったリリィ。 家出からリリィを迎えに戻った母とそれをみつけた父が目の前で揉み合いをはじめ、落とした拳銃を手を伸ばして求める母に渡そうとしてそれが暴発し、母は亡くなってしまったのであった。
「お前を捨てた女だ」
と父から聞かされ続いていたリリィは、夏、母の愛の証しを求めて家を出る。
たどり着いた蜂蜜農家は、かつてリリィの母が頼った家だったのであった。
時代は人権保護法が成立したときであり、人種差別が法的に違法だとしてもまだまだ当たり前であった。
母が頼った蜂蜜農家、そこは母の子守をしていた黒人女性であり、姉妹で暮らしている黒人だけの世界。 しかし蜂蜜の評判がよく、彼女らはそれに守られ、強く、生きていた。
そのなかに白人のリリィがひとり。
差別も偏見もなく、愛に包まれて過ごしている日々に、突如、社会の差別や偏見の刃が振り下ろされる。
リリィの母はリリィを見捨てたのか。 愛していなかったのか。
そしてリリィは、愛と、居場所を、みつけるのである。
リリィ役のダコタ・ファニングが、どうしても「安達祐実」に見えてしまう。
目を細めても、 片目をつぶっても、 振り向いて見てみても、
である。 しかし、さすが名子役といわれる由縁、素晴らしかった。
これはもちろん、ダコタ・ファニングに対しての言葉である。
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