| 2009年08月02日(日) |
「ホルテンさんのはじめての冒険」とメリハリ |
「ホルテンさんのはじめての冒険」
をギンレイにて。 ノルウェーのハートウォーミングな物語。 勤続四十年の生真面目な電車運転手のホルテンさん。 定年退職最後の乗務に、はじめての遅刻をしてしまい、毎日同じことを正確に繰り返してきた日常から、はじめて行き当たりばったりの出来事にでくわしてゆく。 全編にわたってのどかななか、常にさらさらと雪が舞っている光景に、寒さや厳しさなど微塵も感じさせない。 気候風土の違いなのだろう。 ホルテンさんの送別会で、鉄道職員全員が
「シュポシュポ……」
と振り付きで歌ったり、警笛音で車両を当てたり橋をいくつ渡るか当てたりする鉄道カルトクイズを楽しむシーンは、なかなか面白かった。
「タモリ倶楽部」そのまんま(笑)
ただし、評通りの感動やらは、ないように思う。 ただ飽きずに最後まで観させてもらえる作品ではある。
作中ホルテンさんが飲んだウィスキーのなかに、「響」があったのには思わずニヤリと笑ってしまった。
さて。
ささいなことで、もっと大勢的なことを、とは思いつつも、気になってしまう。
これは硬めな雰囲気で、とするものと、柔らかい雰囲気で、とするものの両者で、その使い分けが混同してしまっている。
「わたし」と「私」だとか、「〜と言った」という表現を是とするか否とするか、だとかである。
「〜と言った」という表現は、できれば使うべきではないものである。
それではまるっきり作文じゃあないか。
といったところなのである。
が。
なんだかよくわからなくなってしまうときがある。 そもそもが作文レベルだといわれてしまわぬよう、心得てゆかねばならない。
メリとハリをきちんとつけつつ、「聞く」のか「訊く」のか、向かい合ってゆかなければ。
|