「隙 間」

2009年06月07日(日) 「Paris」と生きる輝き

「Paris」

をギンレイにて。

心臓病で余命数ヶ月の宣告を受けたピエール。
ピエールの住むアパートから見渡せるパリの街で暮らす人々の「生きる」姿を、それぞれが交差しながら描く。

今を生きることと暮らすことは、同じであって欲しく望むものであり、
それは困難なことでもある。

生きることを望めば、
暮らすことを犠牲にせねばならない、

ことにもなりうる。

暮らさねばならないなら、
生きることは後に回さねばならない、

ことにもなる。

今を、とは云わない。

わたしはいまを生きている、と、云わねばならないはずが、思わず口ごもってしまう。

なんてもったいないことを、と。

生きているものは、みな輝きをはなとうとする。

玉磨かざれば光なし

あちこち転がっているうちに、角だけがすっかり落ちて、碁石ほどにも小さくなるだけなってしまっているようだ。

しかし、碁石ほどの小さきものでも、碁盤の上では宇宙の星ともなりて輝くこともできる。

黒星か白星かは、わからぬが。

願わくば、黒耀石のごとき黒星の光を放ちたいものである。


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