「隙 間」

2009年04月19日(日) きみとわたしと春空

なっちゃんこと石野田奈津代さんの曲を、いまさらながらようやくiPodへの取り込みをすませました。

ひとつ重大な問題が発覚。

「ひまわり」が、ない。

サインまでしてもらってあるやつが、ないのです。

パソコンのハードディスクが吹っ飛んだときに、データは消失しており、CDがあるからまた取り込めばいいだろう、とすっかり油断したまんまだったのです。

「温度」と「一等星」が聴けないのが、とても悲しいです。

さて、気を取り直して街へ出ました。

アイスモナカの甘味処・芋甚は相変わらずの大行列。

行列を見ると、気がそがれてしまいます。
すぐに断念しました。

不忍通りに出て、ふと店先に置かれた、フリーペーパーのタウンマップを手に取りました。

ええ、わたしは地元の人間です。
だからこそ、余所のひとに見せている街の顔、というものを知っているというわけではないのです。

手書きのなかなか見やすい地図です。

「おっ、俺が書いたやつを見てくれるなんて、嬉しいねぇ」

はい?
祭半纏羽織ったおっちゃんが、笑ってました。

「俺が、それ書いてるんだよ。ありがとうな」

片手をさっと挙げ、仲間と賑やかに去ってゆきました。

自分が書いたものを誰かが手に取ってくれる、見てくれる、気がついてきれる。

それって、やはり嬉しいことです。
ありがたいことです。

かなり前になりますが、御徒町のドトで、女の子に照れくさそうに、だけど誇らしげに、話していた男子がいました。

「CM決まったんだよ。シリーズものの」

おや、とさり気なくわたしは彼を確かめてみました。

普通の、ややもすれば線の細い今時の若者です。

「ぷちエヴァってシリーズで、一応ドラマ仕立てのやつなんだけどさ」

CMの彼を、見る機会があったのです。

おややっ。

「その格好はなんだ」
「ぷちエヴァ……」

「じゃあウチ来る?」
「え、だってそのぷちエヴァってやつでしょ」
「うん、だから」
「行っていいの?」

というやつです。
彼はアスカラングレーの格好に扮した主演だったのです。

そして。

わたしと同じ日に生まれ、血液型も一緒、という稀有な関係の小中学校の同級生が、きちんとした芸能関係から舞台の照明演出を、プロとして依頼を受けたそうです。

春もひと巡りすれば、それぞれが新しい一歩、さらなる一歩を踏み出してゆくものです。

沈んでる場合じゃあ、ありません。

石野田奈津代「春空」
そして「オリオン」

が、じん、と胸に染みました。


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