「隙 間」

2009年03月30日(月) 参った

 さて参った。

 参ったといってもわたし自身のことだから、わたしがそれをやむなしと飲み込んでしまえばそれですむ。

 しかし飲み込んだところで、それはそれで、あまり気持ちのよいものではなかったりする。
 では、といえば、どうこうなるものでもないのである。

 できていないものは、できていないのである。

 この三月、何をしていたかといえば、なにをしたわけでもない。
 ただぼうっと、そうして書いていただけである。

 そして、はたと思ったのである。

「これは文学としてよいのだろうか」

 と。

 これまでも、それはけっして文学とはいえないまでも、真面目に書いてきたつもりではある。

 が。

 今回は、真面目に書いているつもりだが、とにかくゆるんでいる。
 百枚を超えてなお、ゆるみが引き締まる気配がみられない。いや、さらにゆるゆるになろうとしてさえいる。

 森見登美彦氏のように、ゆるみすぎて、かえってゴムバンドのように弾力があるかというとそうでもない。

 まるで、ゴムののびきったトランクスをはいているようである。
 それも、落ちないよう手でおさえるのではなく、へっぴり腰で尻を突き出して歩きながら、ずり落ちるのをふせいでいるようなものである。

 もちろん、風呂上がりにトランクスいっちょで、である。

 女子にはたいへん失礼なたとえをしてしまった。
 どうか想像する前に忘れてもらいたい。

 のびきったゆるゆるのゴムは、ふた月ほど、辛抱しようと思う。

 ふた月後、それを恐縮ながら拝読いただけるよう、お渡ししたく思う次第である。

 どうかご容赦を。


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