「隙 間」

2008年11月18日(火) ふところに44 マグナム

「20世紀少年」などの浦沢直樹さんの作品のひとつ、「パイナップル・アーミー」のなかで、子どもたちに護身術を教えている場面があります。

 いいか、ふところに「44マグナム」が入っているつもりで、勇気を持つんだ。だけどそれを抜いちゃあいけない。
 お前らのその勇気に相手がひるんだら、全速力でにげろ。
 勇気を出したまま、大声で誰かを呼びながら。
 護身術は、戦うためのものじゃない。身を護るためのものだからな。

 ダウンタウンの小学校に通う子どもたちにむけた、レクチャーです。

 よし。
 ふところに「44マグナム」を忍ばせているつもりで……。

 弁当屋で、どどん、と弁当を買っちゃおうかしら。

 まだ、残高のある銀行のカードは送られてきてません。
 使えなくなっている、前のカードなら、あります……汗

 ふところに「44マグナム」が……汗

 タケシ(作品の本当の主人公の名前)の声が、リフレインしてます。

 抜くんじゃない。
 全速力で、逃げるんだ。
 大声で叫びながら……。

 うがあああぁーっ。
 食いてぇよぉおおぉ。

 背を向けて、道向こうの赤札堂に駆け込みました。
 その弁当屋は、いつものわたしの弁当屋(笑)とは同じチェーン店でも違う店でした。

 はあっ、はあっ。

 息を切らし、点滅していた信号を渡りきったわたしが足を向けたのが、納豆売り場です。

 オー、マイ、ガッ!

「本日限り、ひとパック(三個入り)『七十七円』!」

『七十七円』です!
 昨日売り切れで買いそびれたものより、十円も、安い!

 もちろん買いましたよ、三パック。

「戦うためのものじゃない。
 身を護るためのものなんだ……」


 < 過去  INDEX  未来 >


竹 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加