夢見る汗牛充棟
DiaryINDEXpastwill


2008年10月27日(月) だぶるお #29 戦う理由 その2

◇海中 プトレマイオス
フェルト「深度3200で固定します」

機関室かどっか? イアンがメンテナンス中。沙慈お手伝い中。
沙慈「あのぉ。いーんですか? こんな秘密事項ぼくに見せちゃって」
イアン「人手が足りないんだ。宇宙技師の二種免持ってるんだろう?」
沙慈「う、まぁ……」
イアン「それにな、働かざるもの喰うべからずってなぁ」
沙慈「……わかりましたよ。……ええっと」
イアン「イアンだ。イアン・バスティー」
沙慈「イアンさん、あなたはどうして、ここにいるんですか?」
イアン「嫌というほど戦場を見てきて、戦争をなくしたいと思ったからだ。ここにいる連中も同じだ。戦場の最前線に送られた者(スメラギ?)、軍に身体を改造された者(アレルヤ)、家族をテロで失ったもの(ライルロク)、ゲリラに仕立て上げられた者(刹那)、皆戦争で大切なものを失っている。世界にはそういう現実があるんだ」
沙慈「でも……」
イアン身体を起こす。「そうさ、わしらは犯罪者だ。罰は受ける。戦争を無くしてからな」

スメラギさんの部屋。スメラギとアレルヤ。

スメラギ、ワインを注ぎながら。「ソーマ・ピーリス、確か人革の超兵だったわね」
アレルヤ「どうして気づかなかったんでしょうね。ぼくの脳量子波にあれだけの干渉を行えるのはマリーしかいなかったのに。国連軍に捕まった時ぼくは罪を償う時がきたのだと感じました。あのまま朽ち果ててもいいとさえ思った。でも、今は違います。ぼくは、マリーを取り戻したい」
スメラギ「相手は敵よ」
アレルヤ「わかっています」
スメラギ「それにあなたは超人機関の施設を……」
アレルヤ「はい。――ぼくは、同胞たちを殺しました。マリーがそれを知ったらぼくのことを憎むでしょうね。ぼくはそれだけのことをした。でも、たとえ憎まれてるとしても――」
スメラギ「羨ましいわ」
アレルヤ「え?」
スメラギ「あなたには戦う理由ができたのね。私の戦いにそんな理由があったかしら」
アレルヤ「イオリヤの計画に賛同して参加したんじゃないんですか?」
スメラギ「もちろんしてたわ。争いを無くしたいとも思った。でもね、それとは別に、私は、自分の忌まわしい過去を払拭しようと思ったの」
アレルヤ「忌まわしい、過去」
スメラギ「その思いで戦った。……そうよ。私は自分のエゴで多くの命を犠牲にしたのよ」
アレルヤ「スメラギさん」
スメラギ「でも私は、過去を払拭できなかった。……今の私には戦う理由がないの。ここにいる理由も」
アレルヤ「あなたがここにいる理由はあるとぼくは思います」
スメラギ「そんなの……」
アレルヤ「だったらどうしてぼくを助けてくれたんですか?」
スメラギ「はっ」と目覚める。
いつから夢だったのかな? 最初からかな?
アレルヤの声「戦う意味(意義?)見つけられますよ、あなたになら」

アリオスガンダムの所にいるアレルヤ
アレルヤ「アリオスガンダム……キュリオスの後継機。この機体で、ガンダムで、ぼくはマリーを取り戻す――。ハレルヤが逝き、脳量子波が使えないとしても」

ティエリア アレルヤの台詞を聞いていたのかな?
ティエリア「戦う理由か――。昔なら否定していただろうな」ほろ苦い笑み。

スメラギ「ロックオン、クリス、リヒティ、モレノさん。もう一度私にできるかしら。世界と向き合うことが……」第一期のクルーの写真を見ながら語りかける。「そして、大切な人を守ることが――エミリオ」
エミリオ……エミリオ・リビシ なんか過去にスメラギさんが間違っちゃった事件に関わる人名

ミレイナ放送「トレミー、まもなくホルムズ海峡を抜けるですぅ」

スメラギ「周辺が静か過ぎる。魚たちの姿も……この深度で……ああっ」

ミレイナ「E(イン?)ソナーに反応。複数の敵が高速で接近してくるです!」
ラッセ「そりゃ魚雷だ! フェルト!」
フェルト「GNフィールド最大展開」

魚雷突っ込んでくる。命中。衝撃。

よろける沙慈「あっ、なんだ!?」
イアン「敵襲!?」

フェルト「魚雷の中に○化合物が」(聞き取れず)
ミレイナ「ソナー無効化されたですぅ」
ラッセ「この深度で動ける敵だとぉ」

スメラギ「新型?」

◇アロウズ
トリルバイトのパイロット「予定ポイントで敵艦の足を止める」
トリルバイトのパイロット「虎の子を撃つぞ!」
※とっておきという意味かと思ったけど、単に聞き間違いかもしれません。

◇プトレマイオス
刹那 マリナへ「船の中央へ行け」
刹那、身を翻して駆けていく。ガンダムのところだね。
マリナ「刹那!」
フェルト「第二波来ます! 大型魚雷が二発です!」
ミレイナ「GNフィールド突破されたです!」
ラッセ「新兵器か」

プトレマイオス被弾。格納庫に浸水。
フェルト「下部コンテナに浸水」

ガンダムマイスター、自機のところへ走る。
ティエリア「ガンダムを発進させようにもこの深度では」

ラッセ「トレミーを浮上させる。ガンダムを出せる深度へ!」

衝撃 悲鳴。
通路で衝撃によろけるスメラギ。(海上からの爆雷、おそらく使用しているのは、ケミカルボム!)

◇アロウズ 空母
リント「二分間の爆雷の後、トリルバイトで近接戦闘を行います。敵艦が圧壊する様を見られないのは残念ですが」サドですね。この人は。
カティ(リント少佐、索敵と初期行動までは見事。しかし、相手の指揮官がどう出るか)

◇プトレマイオス
ブリッジに向かうスメラギさん。決意の表情。

続く爆雷攻撃。ブリッジ混乱。
フェルト「船体を覆った樹脂で砲門が開きません」
ラッセ「操舵もだ! くそ!! 敵はどこだ!?」
ミレイナ「Eソナー、使用不可です!」
ラッセ「打つ手なしかよ!」

スメラギ「落ち着いて! 手はあるわよ」

フェルト「スメラギさん」
スメラギ「もうすぐ爆雷が止む。そして海中の敵がこちらに接近し直接攻撃を仕掛けてくる」

トリルバイトが側面に突っ込む。衝撃。ミレイナ悲鳴。

フェルト「敵が船体左舷に突撃しました。被害甚大」
船内に水が流れ込み、警報が鳴り、隔壁が下りていく。
フェルト「このままでは、圧壊するおそれも」
スメラギ「ラッキーね、私たちは」
ラッセ「何を!」
スメラギ「索敵不能の敵がいて、トレミーはガンダム出撃深度まで到達している。しかも敵は下部コンテナの注水時間まで短縮してくれたわ」

ガンダム出撃。

セラヴィがトリルバイトに接触。
パイロット「モビルスーツの推力でこのトリルバイトに!」
セラヴィとトリルバイトの力比べ。
ティエリア「切り札はある――トランザム!!」
セラヴィがトランザム。
プトレマイオス船体に突っ込んだトリルバイトを力ずくで引き剥がす。
トリルバイトにはパイロットが二人乗ってました。「なんだと!?」
長い腕みたいのでセラヴィを攻撃する。

ケルヴィムガンダム、援護射撃。
ライルロク「水中でもこんだけ近けりゃ」

トリルバイトパイロット「距離をとって」「離れろ!」

フェルト「刹那!」

刹那「了解。ダブルオー目標を」
脳裏にマリナの言葉がよみがえる
(私と一緒に来ない? アザディスタンに)
刹那「目標を、駆逐する!」

だぶるお、トリノバイトに攻撃。いろいろ切り裂かれて。
トリノバイトパイロット「ば、ばかな……」「トリノバイトが……」
で爆散。

アレルヤ「刹那、海上へ出る」飛行形態みたいな形で。
刹那「了解」だぶるおがアリオスにつかまる。
アレルヤ「トランザム!」二機一気に水中を抜けて空へ。

◇アロウズ 空母
リント「何事!?」
兵士「ガンダムです!」

太陽の中にダブルオー。

リント「まさか、トリノバイトが」
カティ「艦を後退させろ!」
リント「モビルスーツ隊を!」
カティ「もう遅い!!」

だぶるおが空母のブリッジめがけて突っ込んでいく。
頭をかかえるリント少佐。

寸でのところで、赤いアヘッドがだぶるおを阻む。

カティ「あのアヘッドはっ!」
リント「ミスター・ブシドー!!」

あはははは。ここでもやっぱり爆笑しましたよ。このままお笑い担当になってしまうんか? 乙女座仮面は。したら、コラサワが要らなくなっちゃうよ

刹那「アロウズの新型!」
サーベルで、切り結ぶ。
刹那「この動き! 手ごわい奴か」
乙女座「その剣さばき……。間違いない。あの時の少年だ。なんという僥倖」
顔の上半分は仮面装着のままらしいけど、右の頬にひょっとしたら大きな傷跡がある……かも?
乙女座「生き恥をさらした甲斐が――あったというもの!!」
生き恥とは思わないけれど、別の意味で現状は恥ずかしいんじゃないのか。やだなー乙女座、壊れてる?
刹那VS乙女座

空母からもう一機発進。
ソマたん「その機体、被検体E57」
撃たれるアレルヤ「うわぁ」
アレルヤ「機体のせいじゃない。ぼくの能力が。――来る!」
ソマたん「落ちろ、ガンダム!!」

戦場にカタロンが乱入、攻撃。
刹那「これは……」
乙女座「反政府組織が、私の道を阻むな!」

リント「撤退して体勢を立て直す」
乙女座「なにぃ!」
モニターをみるもだぶるおはつれなく立ち去ろうとしている。
乙女座、ため息「手合わせを、拒まれたか……」

◇空母
呆然としているリント少佐。
カティ「大変勉強になりましたよ。少佐殿」とチクリ。
悔しげにリント少佐はマネキン大佐を見るも、カティさんはまっすぐ前を見ていて視線を向けもしない。
ナイスv

どこかの島 カタロンの人が集まっている。
刹那とマリナ。
刹那「反政府組織カタロン……これほどの戦力を」
マリナ「誰なのかしら。私に会いたい人って」
シーリンが出てくる。あとクラウスも。
シーリン「久しぶりね。マリナ・イスマイール」
マリナ「あ……シーリン……。シーリン・バフティヤール。どうしてあなたが!」
シーリン「私は今カタロンの構成員。地球連邦のやり方に異議を唱える女よ」
==ED==
アロウズ本部ビル 司令室
ホーマー「ようやく決心したか、ビリー」
ビリー「お世話になります。おじさん」アロウズの制服を着てるビリー。
ホーマー「ここでは指令と呼びたまえ。君には亡きエイフマン教授の後を継いで新型モビルスーツの開発主任を担当してもらう」
ビリー「了解しました」

◇プトレマイオス 海中潜航中。マリナは下りたのか?

ブリッジ?
アレルヤ「スメラギさん」
CBの制服を着たスメラギが入ってくる。赤面しているスメラギ。
スメラギ「サイズ合わないの。きつくて」
フェルト「すぐに他の用意します」
イアン「わしはそのままがいいなぁ」
ミレイナ「セクハラです。パパ」ふくれるミレイナ。
刹那「スメラギ・李・ノリエガ」
微笑むスメラギ。

◇アロウズ 本部ビル
通路を歩くビリー
「九条……君はずっと前から僕のことを利用していたんだね。そして踏みにじったんだ。ぼくの気持ちを……」
(終わり)

次回予告
・砂漠で自動車を走らせてるのは沙慈?
・カタロン色のモビルスーツが直撃受けて爆発。
・アロウズのモビルスーツ。槍持ってるからジンクスってやつ?
・リボンズとリジェネ
・ビームを回避するケルヴィムガンダム。
・なんか刹那に詰め寄っているらしい沙慈
・リベンジに燃えるのかリント少佐
・アロウズのモビルスーツがコンテナからばら撒き落としているらしい爆弾。
・嫌悪の表情を浮かべているコクピットのソマたん
・燃える街
・セルゲイと対面している後姿の人誰? 服が沙慈みたいですけど……。
・また壁際で一人佇む乙女座仮面。
・マリナの笑顔
次回 故国燃ゆ



・アレルヤの戦う理由はマリーたんを連れ戻す。
・刹那の戦う理由は、これからまだ揺れそうだなと思う。
・ティエリアの戦う理由は何だろう。ニルロクのことが大きく影響していそうで怖い。
・スメラギさんは大切な人を守るため。……大切な人って誰だろ?
 CBのみんなって意味なのか? 他に誰かいるのか?
 大切な人がビリーだったら盛大なすれ違いで悲惨だ(ないない)
・マリナ姫はシーリンのもとに行ったのかな。
・沙慈はそろそろ身の振り方考えたほうがいいと思う。なんかご飯で働かされているの、ジュドーたちを思い出しましたよ。
・ミスター・ブシドー!!! 誰が言い出したのか心から知りたい。
・でもあの陣羽織、あの仮面、あのアヘッドのカスタムっぷり。あの武将兜をねらった角とか。自分で全部決めてんだ! としか思えないよう。
・ビリーさん、やっぱりアロウズの制服着てましたね。似合うと思います。で九条憎しの一念で、足なんか飾りに過ぎない危険なモビルスーツをあれこれ開発するのね。やー男の純情踏みにじられちゃったから……。
一本切れた乙女座仮面と一本切れたビリーさんのタッグは怖いと思う。
・まだ戦う理由がわからんのは、ティエリアとライルロクだー。
・ことにライルロクはなんか謎が多いです。知りたくてうずうずする。
・来週はアザディスタンが大変なことになりそう。
・あと、良男はアロウズの制服似合ってないぜ。



恵 |MAIL