夢見る汗牛充棟
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2008年10月21日(火) だぶるお #28アレルヤ奪還作戦 その2

◇反政府勢力収監施設

兵士「大佐、○○観測所より入電。大気圏突入する物体を捕捉、輸送艦クラスの規模だそうです」
カティ「ありえん。スペースシップごと地上に降りてくるなど」
カティ「砲撃準備! モビルスーツ隊の発進準備、急げ!」
カティ→ソマたんへ通信「ピーリス中尉、敵襲だ。E57の確保を」
ソマたんは黒服3名と副官らしい奴隷と一緒に歩いているところ。
ソマたん「了解」
空から地上にビーム方が撃たれる。コンテナ見たいなのに当たって、爆発。

黒服「もう来た!」
ソマたん「ガンダム……」
黒服「MSハンガーが」
ソマたん「急げ!」走り出す。

兵士「CBのスペースシップが」
カティ「全砲発射!」
プトレマイオス構わずに突っ込んでいく。
カティさん立ち上がり「減速しないだと!? ……ま、まさか」

フェルト「GNフィールド最大展開」
ミレイナ「トレミー潜水モード」
ラッセ「海に突っ込め!」

プトレマイオス海に減速せずに突入。
GNフィールドのお陰で壊れないんだろうか。よく無事だ。
ともあれ大きな質量のものがすげー速さで海に突っ込んだので、大津波が収容施設に襲い掛かる。

兵士「敵艦、水中潜行しています」
カティ「ミサイルで対応しろ!」
兵士「はっ」
カティ「この状況、粒子ビームを半減させるのが狙いか?」

フェルト「刹那、ティエリア、粒子ビームの拡散時間は約300秒。その間にアレルヤを」

刹那「了解、3分でやる」だぶるお・セラヴィ突入
ティエ「残りの2分でもう一人を助けたらどうだ?」
刹那「マリナ」

戦闘開始。激しい撃ち合い。固定砲台を潰していくセラヴィ。
建物に突っ込むダブルオー、刹那。

衝撃で壁に叩きつけられるソマたんと奴隷。

マリナ「な……なに?」きょろきょろ。
アレルヤ「この……震動は……」

コクピットを出て、アレルヤの所に向かう刹那。

空母からアロウズのモビルスーツが出撃。

ミレイナ「敵モビルスーツ出撃ですぅ!」

ケルヴィムガンダム。岩場に身を隠している。
ラッセ?「ケルヴィム、砲狙撃戦開始だ。当てなくて良いから牽制しろ!」
ライルロク「了解ぃ〜」(かなり気軽な調子で)
ライルロクスコープを覗き込む「おっ」思い出したようにハロに問う。
「なぁ、ハロ。兄さんは戦う時に何か言ってたか?」
ハロ「ネライウツゼ ネライウツゼ」
ライルロク「オーライ。ケルディムガンダム、ロックオン・ストラトス、狙い打つぜぇぃ」
語尾上がり。

刹那のだぶるお護って建物前にふんばっているセラヴィガンダム。

敵パイロット「なんていう粒子量だ」
ティエリア「ここは死守する!」
敵パイロット「もっと接近すれば!」突っ込む。
ティエリア「テコでも動かん!!」
――とアーデ様が仰ると本当にテコでも動かないだろうなって感じ。

突っ込むモビルスーツの一機の頭部をライルロクが狙い撃った。
敵パ「なんだ」回避行動。
敵パ「別方向からの攻撃!?」

・プトレマイオス
フェルト「ケルヴィム、敵機を撃墜しました」
ラッセ「素人じゃなかったのかよ?」

スメラギ「――彼は」

ハロ「タオシタ タオシタ」
ライルロク「まぐれ、まぐれ」
ケルヴィム、ジャンプ。撃つ。建物の方を気にしながら。「救出隊は……」

建物内

通路をE57の確保のためにひた走る黒服、ソマたん、奴隷。前方が爆発。
黒服一名撃たれて倒れる。
カタロンの仲間救出作戦が同時進行中の模様。襲撃者はカタロン。

ソマたんたち応戦。「カタロンか……」
奴隷「ここは自分が。中尉はE57の確保を」
ソマたん「頼む」

カティ「なにぃ! カタロンが囚人達を解放しているだと!?」本気でびっくり。
カティ「CBと結託したというのか!?」

アレルヤ(一体何が……)衝撃に呻く。
扉が吹き飛んだらしい。アレルヤ目を見開く。刹那到着。銃を撃って拘束を外す。
相手がマイスターだからか、超兵だからか、男だからか、ともあれ扉から離れろ言わずに問答無用(笑)

アレルヤ「刹那、どうして」
刹那、端末を放る。「そのポイントに行け。アリオスが来る」それだけ行って踵を返す。
せっつん説明足りなさすぎ。でも300秒しかないんだから仕方ないのね
アレルヤ「アリオス?」
刹那「お前のガンダムだ」

ティエリア「アレルヤを発見した。アリオスを!」
ミレイナ「万全ですぅ。(←?)アリオス、射出です!」

アリオス、射出。

ラッセ「トレミー、再潜行」
ラッセ?「GNミサイルで牽制しつつ合流ポイントへ移動する」
スメラギ(残り、120秒……)

アリオスの射出ポイントへ走るアレルヤ。
4年拘束されててよく走れるなと思いました。超兵クオリティっつっても程があるー。ブランクの表現として息が上がってはいるけれども。

別の棟で繰り広げられているカタロンによる救出の模様が見える。
アレルヤ「囚人達を逃がしてる。刹那たちの仕業じゃない。彼らは一体」

アレルヤ「ここが指定ポイント」どんぴしゃアリオスが現れる。

アレルヤ「ガンダム……」
乗り込もうとする背後から。
ソマたん「止まれ!」銃を構える音。
アレルヤ「な!」振り返る。

銃を構えるソマたん。
ソマたん「そこまでだ。被検体E57」


マリナ「外で戦闘が行われているの? どうして……」
扉の外 刹那「聞こえるか」
マリナ、はっと振り返る。
刹那「ドアから離れろ」
刹那「離れろ!」

退くマリナ。ドアを爆破する刹那。

刹那「行くぞ」
マリナ「刹那」息を呑む。

ティエリア、奮闘中。「残り30秒を切った」

アレルヤ「マリー」一歩踏み出す。もう一歩。
ソマたん「動くな!」
アレルヤ「マリー!!」
ソマたん「私はそんな名前ではない!」
アレルヤ「いや……これが本当の君の名前なんだ。マリー、マリー・パーファシー」
ソマたん「マリー……パーファシー……」
マリーと呼びかける声。記憶の断片がフラッシュバックする。銃を取り落とすソマたん。
膝をついて頭を抱える。「な、なんだ……。今のビジョンは」
アレルヤ「マリー!」駆け寄ろうとするが、奴隷の銃で牽制される。
駆けつけた奴隷「投降しろ! E57」黒服も2名一緒。

間髪入れずに発砲。黒服及び奴隷。アレルヤは物陰へ。奴隷はソマたんのとこへ。
奴隷「中尉、大丈夫ですか?」

端末にティエリアの声「刹那、アレルヤ、限界時間だぞ!」刹那「了解」
アレルヤ「くそ……すぐそこにマリーがいるのに」
ティエリア「アレルヤ、どうした! アレルヤ! アレルヤ!!」
アレルヤ「……了解」ソマたん拉致断念してアリオスに走る。

アリオスガンダムに搭乗。アレルヤ「マリー、必ず迎えに来るから。」
オッドアイのアップ。かっこいい。「必ず!!」

そんでやっぱり4年間のブランクなど感じさせない華麗なガンダムさばきです。

ガンダム離脱。

カティ「撃ち方やめい」
兵士「追撃しますか?」
カティ「施設の安全確保が優先だ」
兵士「はっ」
カティ、悔しげに身体を震わせる。

フェルト「ガンダム離脱、撤退行動を開始しました」
スメラギ「はっ」と息をついて肩の力を抜く。

ハロ「ミッションカンリョー ミッションカンリョー」
ケルヴィムのモニターで離脱していくカタロンのボートを確認。
ライルロク「……はぁ」とこちらも安堵して息をついた模様。「どうにかだな」

◇砂漠 カタロンの設営テント。
男「同志たちの救出に成功したぞ」
男「ジーン1からの情報のお陰だな」
男「ああ、よくやってくれた」
クラウス「シーリン、救出作戦に参加していたメンバーからの報告を聞いた」
シーリン「何?」
クラウス「メンバーの一人が施設の中でアザディスタン第一王女マリナ・イスマイール様の姿を目撃したそうだ」
シーリン 驚愕「マ、マリナを!? 収監されてたの?」
クラウス「おそらく」
シーリン「それで」
クラウス「すまない。こちらで保護することは、できなかった」
シーリン「そんな……」
クラウス「だが、報告によるとマリナ姫はCBのメンバーらしき人物が連れ去ったらしい」
シーリン「連れ去った? CBが」人質返しに来た刹那を思い出す。
シーリン「もしかして……マリナ」

だぶるおに同乗しているマリナ。

===ED====
プトレマイオス。海の中。

アレルヤにコーヒー?差し出すティエリア。
アレルヤ「ありがとう、ティエリア」
ティエリア「アレルヤ、どうして連邦政府に捕まっていた。超人機関の情報を――」
ライルロク乱入。
ライルロク「いやはやすごいなぁ、この船は。水中航行すら可能とは」
やっぱプトレマイオスのスペックなんかカタロンに筒抜けなのね。
アレルヤびっくり!
アレルヤ「ロ、ロックオン! どうして!」
ライルロク「そのリアクション飽きたよ」
説明を求めるようにライルロクとティエリアを交互に見るも説明なし(笑)
赤面しているアレルヤ。かわええ。
アレルヤ「す……すまない」
ティエリア「変わらないな、君は」
アレルヤ「そうかい?」
微笑んでいるアーデ様のアップが大変お美しいです。たまらんです。
ティエリア「無理に変わる必要はないさ。おかえり、アレルヤ」
アレルヤ「ああ……ただいま」

刹那「おれが関わったせいで余計な面倒に巻き込んでしまった。すまない、マリナ」
マリナ「刹那、何故なの? 何故、あなたはまた、戦おうとしているの?」
刹那「それしかできないからだ」
マリナ「嘘よ! 戦いのない生き方なんて、いくらでもあるじゃない!」
刹那「それが、思いつかない……。だから、おれの願いは、戦いでしか叶えられない」
マリナ「そんなの、そんなの。悲しすぎるわ」涙。
刹那「何故泣く」
マリナ泣き顔を背ける。「あなたが……泣かないからよ」
(終わり)

◇次回予告

野望に燃えているっぽい銀髪の男。カティさんの参謀かなんかだと思うけど。誰?
ソマたんと副官の奴隷。
沙慈。
フェルトに接吻ぶちかますライルロク。(何事〜〜〜〜!? 事件です!!)
何を見てるのか、ティエリアの後姿。
ルイス。
プトレマイオスはまだ海中にいて、敵の襲撃を受けるみたい。被弾してミレイナが叫んでる。
何かをスコープ越しに狙っているライルロクが苦しげ。
スメラギとアレルヤ。
刹那とマリナ。

次回【戦う理由】



・今回のかっこよかったで賞
 アーデ様の「テコでも動かん!」が一番かっこよかった。素敵だった。
 「お帰り、アレルヤ」と相まって、ティエリアさんの変化が目覚しくて見惚れるけれどちょっと怖い。
 なんだか、この変化がそのうち死亡フラグになりそうでさ。

・ライルロクはやっぱりカタロン工作員として暗躍中。
 モビルスーツなんてと言っていた彼の、あの働きっぷり。
 ライルロクのデータをみたスメラギさんの「彼は……」って呟きが気になるったら。
 で次回のフェルトにぶちかますやつ。どうなるんだ!?

・カタロンが同時進行で救出作戦を成功させたけど、王留美→CBの情報が、ライルから伝えられた時点で呼応する救出作戦準備を始めてよく間に合うなと思いました。ほとんど準備時間ないですよね。
予め救出作戦の準備は整っていたとしか思えない。王留美とカタロンの繋がりはないのかな。
マリナの再逮捕はリボンズの操作らしいけど、王留美からあそこにアレルヤがいるって情報CBに流すよ的な
働きかけはあったのかな。

・アレルヤはこれからいよいよソマたんと関わって行くんだね。不幸にはならないで欲しいです。

・乙女座の仮面が出ていません。今回はどこに出現するかと思ってわくわくしてたのに。
 三話では仮面は、突然新型モビルスーツの開発に燃えあがったビリーの試作機の
 テストパイロットになってカンヅメ状態なのかもしれんと思った。
 それとも、実はすでにメカグラハムになっていて、メンテナンスでラボ入り中?

・カティさんしてやられちゃったので、叱責されませんように。くっ。
 疲れて家に帰ったら、家ではお風呂わかして、あったかい料理を作って待っている専業主夫のコラサワがいるといいよ。


恵 |MAIL