★悠悠自適な日記☆
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2006年05月06日(土) |
とっておきの白い羽と、薄汚れた黒い羽と。 |
先輩に見せる顔と、同期のアタシ達に見せる顔が全然違う子がどこの世界にもいるもので。先輩はその子を器量良しの可愛い子ちゃんと評価しています。でも私達から見るその子の姿は、先輩に気に入られているという自慢話と、同期の愚痴話と信頼を失くす行動。ちょっと注意されると泣いてしまう。どこの世界にもいるそんな子。
ちょっと腹立たしい。偽りの姿を見せていることが腹立たしいのではなく、私達にもその姿を見せてくれないのが腹立たしい。どうせなら私達にもその良い子ぶりを見せてくれたらいいのに。悪い箇所も同時に、良い箇所も見せてくれたらいいのに。そう思えてならないのです。
私も先輩とかと親しくなりたいし、色んなお話を聞いてみたいと思うのですが、自分からどうやって近寄っていいのかがわからず、いつも遠くから見つめている方です。どうせ親しくなるなら、飾らない本当の姿を知ってもらいたいと思うし、その代わりに先輩の飾らない姿を見て、真正面から向き合いたいのです。だけど本当の姿をどうやって見せていいのかがわからず、いつもオロオロしてしまいます。
先輩にはとっておきの綺麗な白い羽を見せて、私達には汚れた黒い羽を見せる。私はどちらが本当のその子の姿とかよりも、白と黒の姿を使い分けられてしまうところに寂しさを感じてしまうのです。それは、優先順位をつけられているようで、本当は私達にも黒い羽と一緒に白い羽も見せて欲しいと願うのです。
先輩とか同期とか後輩とかではなくて、その子なりの、その子らしいものが見えたらいいのになと思っているのに向き合ってもらえないことを、私は出会った時からずっと気にしていて、近くで言葉を交わせば交わすほど、その壁に悲しくなり、先輩がその子を誉めれば誉めるほどその子のことが見えなくなってしまうのです。
腹立たしい気持ち半分、悲しい気持ち半分。 この2つが混ざると、自分の正眼が怪しくなります。
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