★悠悠自適な日記☆
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久しぶりにピアノの話を。
昔から、クラシック以外の楽譜はほとんど買ってもらえなかった。流行の曲にのめりこむとクラシックの練習をしなくなるからという理由で。そして、大して欲しいとも思わなかった。販売されている楽譜は、誰でも弾けるように簡単に作られていてお手軽だけど、音が少ない気がして、つまらなかった。
大好きな曲は、自分の耳で何度も聴くから自然と覚えていて、それをなるべく原曲に近づけるように鍵盤を探りながら弾いていた。自分で曲を作ることと、体が覚えている音楽を手探りで弾いていくことが、私とピアノの唯一の遊びだった。
(だけど、こればっかりやってると母親が怒るので、こっそりやってたな。)
おかげさまで、大抵の曲は、何回か聴けばメロディラインに伴奏をかる〜くつけて、アレンジして弾けてしまう。(まぁそこそこピアノやってれば誰でもできるんだけどさ!)楽譜に頼らない癖がついている。これはちょっと自慢!(その代わり楽譜読むのが遅いのねん…。)
今日、学校で久しぶりにピアノ弾いてみた。今でも鍵盤を見ると胸が一瞬グッと締め付けるけど、昔みたいに涙が出たり吐いたりしなかった。時間と、出会った音楽が癒してくれたのかもしれない。
悲しいかなクラシックはあんなに弾いて、あんなに練習したのに、楽譜を見ないと全然思い出せない…。難しい曲だったせいもあるけど、体が覚えていないことにちょっとショック。だから、大好きな曲を、耳コピでちょこっと弾いてみた。
【ナツカシの耳コピ音楽ラインナップ(笑)】
・ZABADAK『遠い音楽』 ・ZABADAK『満ち潮の夜』 ・林原めぐみ『give a reason』 ・林原めぐみ『raging waves』 ・ママレードボーイ『笑顔に会いたい』 ・高橋洋子『魂のルフラン』 …など。 すると、同回生の亀ちゃん(♂)が私の弾くピアノ版耳コピ『give a reason』をいたく気に入ったようで、次の舞踊公演で弾いて!みたいなことになった。確かにこの曲はピアノでイントロ弾くと物凄くいい!原曲がカッコイイせいもあるけれど、私もこのイントロは初めて弾いた時、背中がゾクゾクっとしたのを覚えている。今でも弾いていて気持ちいい。
林原めぐみの曲は、彼女のことを全く知らなくても、曲や歌詞を気に入って好きになってくれる人が多い。亀ちゃんもその一人になりそうだ。
ただ大好きな曲を鍵盤の上で手探りしているだけだったけれど、そのひと時がなんだかとても楽しくて、ちょっと音楽熱が再発しそう…。忙しくて音楽を聴く量が減っている最近だから、自分とシンクロできる音楽をどんどん探していきたい。
というか、作りたい。ピアノが私の中から消えてから、もう二度と無理なんじゃないかと諦めかけていたけど、確か昔は目標のひとつとして持っていたハズ!(だって3年くらい前のこの日記に書いてあるもん。)もともと私は自分の気持ちは言葉よりも歌やメロディとして浮かんで、それを敢えて言葉に変換する作業を繰り返していたんだけど、あまりにも言葉にしすぎて最近言葉が優先するようになってきた。そんなハズじゃなかったのに。感覚が鈍ってしまっているのかもしれない。
改めて思い出したのでもう一度。
私は、自分で打つ公演の音楽は、自分で作りたいのです。 メロディから公演を起こすことが夢なのです。
研ぎ澄まそ!感覚を! またこっそりピアノを弾いていこう。楽器を触っていこう。歌をうたっていこう。音に触れていよう。
だけど、感覚が戻れば、昔の思い出が再び血を吹かないかと少し不安。
次の舞踊で弾くなら、それまでにせめて指が動くように鍛えなおそう。少しずつやってみよう。(しっかし公演でピアノって使えるんかなー?)
そういえば、作曲家の管野よう子(♪何飲もっかな!ビタミンウォーター♪…のメロディ作った人、カウボーイビバップや坂本真綾の楽曲をプロデュースしてる人)は、昔からピアンは一度も習ったことがないけど、耳で音楽を一度聴いただけで弾けてしまう人だったらしい。脳ミソの中は全てメロディで、それを言葉を発するのと同じように音楽に構成してしまえる人だったそうな。天才っているんだなぁ…。
今日書いてる日記、高校生の時に書いた日記と比べても、書いてる内容かわらへん…。
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