★悠悠自適な日記☆
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2004年08月18日(水) リーダーのお仕事!!

 私は先週行われた授業の実習でリーダーに任命され、5月頃からずっと会議等に参加し、助教授とメンバーと先輩の間に立って準備や指揮を取り進めてきました。そこで私はずっと考えていたことがあります。(な〜に〜!?)

 私は何かとリーダー的なポジションに就くことが多いです。中学1年生の1学期、たまたまジャンケンで負けて決まったクラス代表から始まり、生徒会、高校では部活の部長、そして大学に入った今でも何かと小さな企画の班長やらリーダーとして会議に駆り出されます。なんだか先輩陣の噂によると、このままいけば2年後、学科の制作チーフになるとかならんとか…。(学科内のチーフになってしまえば学内業務に追われて自分の公演が打てなくなるんじゃないかって危惧しているのですが。ま、今のところどーでもいいや。自分の仕事を誠実にするだけ。)

 私は元々そんなにしっかりしている訳ではないし、人付き合いが上手な訳でもありません。それ故に小学校、中学校ではかなり色んな人とクラッシュしてきました。私が指揮を取ることで、それを良く思わない人に嫌なことを言われたりされたり、それでちょっとの間学校に行けなくなったり…。

 最初からこういうポジションに向いていて、温和に仕事をバリバリこなせる人もいました。でも私は不器用で、だけど正義感だけはいっちょまえで、小心者の癖に思ったことをズバズバ言ってしまう。自分の気持ちを正直に言う方が相手に伝わるものだと信じていたのです。

 でも、自分よがりの誠意なんて伝わりっこないのです。リーダーのポジションに就く数をこなせばこなす程、また、先輩の仕事ぶりを見たりバイトで従業員の一人として働けば働く程、不器用な私にも少しずつ色んなことが見えるようになってきました。

 リーダーというポジションは、権力があることではなく、指揮を取るポジションにあるというだけのことなのです。偉い訳ではなくて、数ある業務のひとつです。野球で言えば、キャッチャーに近いかもしれません。リーダーはまず、そのことを指示を与える側に理解してもらえるような振る舞いや気遣いから始めなければなりません。

 リーダーは状況判断をし、指示を出すことが仕事です。そしてその下で働く人はそれを理解して、時に自分の思い通りに行かなくても、自分の気持ちを押し殺して協力することが仕事を進める上での近道です。「アイツは指示を出すばっかりで、俺達は働くばっかりかよ!」なんて思ってはいけません。どっしりと腰を据えて全体を見て指示を出すことがリーダーの仕事なのです。リーダーにちまちま動かれたのでは帰って効率が悪いです。

 誰かの下で学んだり、働いたりするということは、それが自分の意志であろうとなかろうと、その人に協力するという覚悟をすることです。中途半端にやっていては何も学びとることはできないし、方向性も定まりません。

 私の学科には、曲者と呼ばれ、先輩方から敬遠されている助教授がいます。だけど私はその助教授の授業を履修しました。履修したということは、その助教授を信じるということ。覚悟を決めて、じっくりとその助教授の言うことを理解しようとすれば、少しずつ、良いところが見えてきますし、不満があってもその伝え方を考えることができます。今では私はその助教授のことが大好きです。

 私は今、先輩の下で制作の勉強をしています。本当は音響がやりたいと思っていました。でも、覚悟を決めてじっとその先輩の言うことを信じてみるます。するとその仕事の楽しさが見えてくるし、先輩のいいところもたくさん見えてくるのです。今では、制作でよかったな〜と思います。

 自分がどういう役割をもって、何をしなければならないのか。全体を見て、相手を気遣うこと。それを常に心に留めておけば、集団は円滑に動くのかな〜と思います。でもみんながみんなそれを理解しているわけではないから、リーダーはそれを伝えることを考えなければならないわけで。やっぱり難しい!リーダーってやっぱり大変だ!


嶋子 |MAILHomePage

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