★悠悠自適な日記☆
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2004年03月08日(月) 現代っ子コンプレックス。

 幼稚園時代からずっと悩んでいることがあります。それは、私の体が極端に硬いことです。

 足の速さや跳躍能力、持久力、反射神経、バランス感覚に関しては良くも悪くもなく、クラスでも平均的なところに位置していると思うのですが、こと柔軟性に関してはは壊滅的です。高校生の時に近所のスポーツジムで測定したら70歳並と診断。開脚すると95°くらいしか開かないし、前屈は−3cm。横で一緒に測定していたおじいちゃんの方がはるかに柔らかかったです。

 子供の頃は体が硬いことを気にしながらも、それで滅茶苦茶恥ずかしい思いをすることはありませんでした。学校では柔軟性よりも基本的な運動能力を重視されることが多く、授業前の柔軟運動さえ乗り切れば、成績に表れることもありませんでした。

 ところが困ったのは芝居を始めてから。体が開かないと動きは小さく見えてしまうし、皆で揃えて動くシーンで自分だけ足が上がらなかったり。ジャズダンスを始めてからはなおさら。振りは比較的早く覚えられても基礎練習が追いつかないという状態です。

 風呂上りの柔軟がいいとか、酢を飲めとか、色んな人に言われます。そして芝居を始めてからはそれを毎日するようになりました。(浪人中は少しサボりましたが)しかし手応えを感じないのです。3年くらい続けて、開脚は100°くらいにしかならないし、前屈もやっと−1cm。もっと柔らかくなってもいいんじゃないかなと思うのですが、ここから先は未知の世界です。

 私の体があまりにも硬いのを見て、同じダンス教室に通っているお姉さんやおばさんに「あなたは現代っ子なのよ。体育座りできる?正座ってやってこなかったでしょ?和式トイレは使えるの?まぁ現代っ子はその代わりに足が細くて羨ましいけど〜」と言われる始末。現代っ子の特徴として体に柔軟性がなく、アキレス腱が弱いと。これはちょっと、いやかなりショックでした。体育座りできるし、お習字を8年習っていたので長時間の正座もそこそこ慣れているし、小・中・高はどれも和式トイレでした。(和式トイレを使うと靴が汚れやすいので洋式を好みますが。)それに、私はあんまり足が細くないです。

 でも私の体が硬いのは事実。なんでだろう…。小さい頃は元気に外で遊んでいたし、普通のことをフツーにやっていました。でも柔軟性だけは普通じゃなくて…。思春期時代に足を悪くして、足をずっと固定して歩いていたせいで、それ以来足に均等に体重をかけることができなくて(というか未だに左足だけ完治していなくて痛いのです。)これも克服すべく闘っているのですが、しかし柔軟性はそれよりも前からの問題です。ごくごく稀に、骨が関節に深くはまっているせいでどれだけ柔軟運動をしても柔らかくならない体質の人がいると噂で聞いたことがあるのですが、私はその体質なのでしょうか?

 凄く困っています。凄く悩んでいます。日常生活にはごまかしごまかししていけば特に支障はありません。ところが大学で演劇を勉強することになってしまって、これでは使い物にならないのではないかと。日舞やバレエや声楽はやっていないし、ダンスを習い始めたのは高校に入ってからだし、芸術系への進学予定はなかったからのんびりやってたし、ただでさえ劣っていることは山ほどあります。それなのに柔軟性もなくて、左足に体重をかけると少し痛い。自分の仲間内で芝居をやっているうちはカバーができますが、大学で勉強するとなると、自分がいつ切り落とされるか、不安で不安でたまらないのです。(まだ大学生になってないのに。)

 整体とかでガリっとやったらコロっと柔らかくなるとか、そんな方法はないのでしょうか?…とか考えてしまう私はやはり現代っ子なのでしょうか?

 そういえば、未だ完治していない左足も、思春期の子供に起こりやすい現代っ子の症状のひとつだとか。(ちなみに有痛性外頚骨症といって、外頚骨がすれて痛みが出る症状。偏平足の人に多く、大人になれば自然に治るが治らない場合は手術。しかし手術をして痛みが取れるかどうかは5分5分)

 皆と同じことを普通にやってきたつもりなのに、原因がわかりません。原因がわからないから、怖い。

 やだなぁ…。


嶋子 |MAILHomePage

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