★悠悠自適な日記☆
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今日、帰りのバスの中でちょっとおもしろい光景を目にしました。女子高生2人の会話です。
「〜で、映画のチケット取れたから、次に1200円持って来てくれへん?」 「あ、ごめん。その日やっぱり無理かもしれへん…。」 「え?何で?」 「5月の予定まだわからんねん。だからもしかしたら用事入るかも。」 「だから何回も予定大丈夫かどうか確認したやん?それやったら最初から前売りチケット取らんかったのに!」 (しばし沈黙。非常に気まずい雰囲気…)
それまではのんびり穏やかそうな様子で話していた女の子が、相手に断られた途端急に態度を変えました。せっかく約束をしていたのに突然断られる、よくある話。仕方ないことだけれども、ここはその場の雰囲気を壊さない為にも断られた女の子は我慢すべきなのかもしれません。最初はそう思っていました。でも、その時私は少し違和感を覚えました。まだ正確にキャンセルされた訳でもないのに、何故あんなにも穏やかそうに話していた女の子が急に怒りを露わにしたのでしょうか?
もしかしたら、断られた「事実」よりも、相手に対する「誠実さ」のなさに怒っていたのかもしれない…。わたしはふとそんなことを思いました。
予定を急にキャンセルするとか言い出した女の子、実はどうしても行くことができない理由を明らかにしていません。例えば結婚式や法事等、どうしても避けられない事情が出来てしまったのならともかく、その女の子が口にした理由は「予定がわからないから。用事ができるかもしれないから。」なんて不明確!
「じゃぁ私との約束はなんだったの?」断られた女の子は自分との約束が他の予定よりも軽視されたことに腹を立てたのかもしれません。しかも曖昧で形の浮かび上がらない理由に。
「約束をする」ということは「約束を守る」というコト。他の予定が心配なら最初から約束をしないか、またはそれを伝えておくべきで、一度約束をしたからには何としてでも守る努力を怠ってはいけません。「約束をする」ということは、自分だけの予定だけではなく、相手の立場もついて回ります。
そう考えると、今回「やっぱり無理かも…。」と言った女の子には友人に対する誠意みたいなモノが少し欠けていて、怒った女の子の気持ちも理解できる気がしました。映画のチケット取ってあげたのに「ありがとう。」の一言もなかったですしね。
相手に誠意を示すことって、当たり前のことなのだけれども、自分の中だけの優先順位を決めて相手のことを忘れてしまっている人、結構いるのです。マイペースって言えば聞こえはいけど、周囲から見ると勝手な人間にしか見えないこともあって…難しい。
異性でも同姓でも、上司でも部下でも、先輩でも後輩でも、相手に誠実であることを忘れてはならない…。彼女達のやりとりを見て、自分をちょっとだけ振り返ってみました。
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