Leonna's Anahori Journal
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2007年04月06日(金) いつ読むつもりか知らないけれど…


欧州チャンピオンズリーグの結果など横目で見つつ、この半月ほどの間の購入本。
 
 「家守綺譚」 梨木香歩(新潮文庫)
 「ねるい眠り」 江國香織(新潮文庫)
 「もう切るわ」 井上荒野(光文社文庫)
 「温泉旅日記」 池内紀(徳間文庫)
 「コレット」 ハーバート・ロットマン(中央公論社)
 「大聖堂」 レイモンド・カーヴァー(中央公論新社)
 
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先月、一念発起してダンボールに入れたまま積んであった亡父の本を整理した。置いておいてもしようのない本をブックオフへ持っていったのだ。ダンボール二箱で3千円になったが、塩野七生のローマ人の物語(単行本)は値段が付かず、タダでよろしければお引取りしますと言われて引き取ってもらってきた。

「もう切るわ」と「温泉旅日記」はそのときにブックオフで買った本だ。
「コレット」は八重洲地下街、R.S Booksで買った、これも古書。辞書のように厚くて重い伝記本だが、定価3,600円が2,000円だったからかなり得した気になっていたのに、最近になってamazonで見たら新本が2,000円以下で出ているではないか。新装版だろうか。いずれにしても、せつないことである。

「大聖堂」は村上春樹翻訳ライブラリーの中の一冊。カーヴァーはその昔、春樹の訳で「僕が電話をかけている場所」と「夜になると鮭は」の二冊を読んだが、その二冊とももう手元にはない。それで、ライブラリーで買いなおして読んでいるわけだ。律儀な読者と褒めていただきたい。
「大聖堂」は文芸誌掲載時(新潮、だったろうか)に読んだような記憶があるのだが、ただただ感心、感動したという印象しか残っていない。何にどう感動したのか、今読むとどんな感じがするのか。自分でもちょっと興味がある。
 
ところで、レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」の村上春樹による新訳、あの売り出し方って、どうなんだろう。私はチャンドラーの多くを清水俊二さんの訳で読んだのだけど、特に変な風には感じなかった。訳がどうこうという前に、チャンドラーの世界に惹きこまれてしまってね。
今の書店の新訳チャンドラーに関する売り文句を見ると、ちょっと清水さんに対して失礼なんじゃないの?と思わずにいられない。
 
 
 
 


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