Leonna's Anahori Journal
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2007年04月01日(日) 花よりリエット

春になって、桜、桜と言ったり書いたりしていると、なんだか歳取ったな、という気になる。
若い頃は、桜なんかどうでもよかった。花見で大騒ぎする大人も嫌いだったし(これは今も変わらない)、そもそも、春という季節が嫌いだったのだ。

それがこの頃では、桜が咲けばキレイだと思うし、春になれば「暖かくなったねー」などと言ってうれしそうにしている。
暖かくなって何がうれしいのかといえば、身体が楽(冬の寒さは身に堪える)ということと、暖房が要らなくなる(家計費の節約)のふたつが主な理由なのである。やはり「オバサンになった」感は否めない。
 
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そうこうしているうちにも、そろそろ桜が満開になる。
今年も赤坂全日空ホテル脇の桜坂を上りながら夜桜見物をしよう、そして、アークヒルズのオー・バカナルでワインでも飲んでちょっとだけいい気分になろう、と出かけた。

しかし、数年前、初めてこの桜坂を上りながら、偶然にほころび始めた桜の花をみつけたときの新鮮なよろこびは戻ってこない。結局、予定調和の花見になってしまう。
桜は、どうぞご覧くださいといわんばかり、道にかぶさるようにして咲き誇り、それを見ながらそぞろ歩く人も多かった。
 
 
風が強かったので、オー・バカナルではテラスへ出ずに中へ座ることにした。
ワインとパテを頼んだら「パテは売切れましたが、リエットならあります」という。間髪入れず、注文。リエット(脂タップリの豚肉ペースト)は私の大好物なのだ。あーあーあー、昔に比べて、うんと贅肉つきやすくなってるのに大丈夫なのか!という心の声(小声)を無視して、飲み、且つ食べた。
 
 
  
画像は桜坂上り口にある全日空ホテル。最近になってインターコンチネンタルと提携したらしい。
携帯でこれを撮っているとき、海外旅行で初めて訪れたアジアの都市にいるような気分になって、これは、なかなか新鮮で良かった。
  



 
 
 
 

 


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