Leonna's Anahori Journal
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節分で豆まきして厄除け招福したいのは山々だけど、まいた豆を掃除するのが面倒だという話をよく聞く。よく聞くどころか、自分でもそう思っている。昔はこうじゃあなかったんだけどね。年々横着になる一方。 そんな節分間近の今日この頃、日本橋のデパ地下で面白いお菓子を発見。一粒5センチくらいの豆を摸したお饅頭(中は黄身餡)、鶴屋吉信の銘菓「福ハ内」でゴザイマス。
一目見た瞬間にチマリスは考えた。朝な夕なにこれ一個ずつ食べて、豆をまかずに招福するってのはどう? で、さっそく一番小さな6個入りを一箱買って帰りましたとさ。 帰って開けてみると、中に富岡鉄斎の墨書を印刷した小さな紙が入っている。そこにはこうしたためられていた。
『このうまき大多福豆をめしたまへ よはいをますは受合申す 富岡鉄斎』
よはいをます、とは、齢を増す、つまり寿命が伸びますよということだろう。しかし、受合い(請け合い)申すと言われてもなぁ。あんまり長生きしたくない気分なのもさることながら、こんなに横着して寿命が伸びたんじゃあ、ありがたいのを通り越して、ちとコワイ。
ま、縁起物、縁起物、てな感じで、朝は紅茶にヨーグルトと福ハ内。夜は食後にお茶淹れて、福ハ内。節分をはさんで三日間、福ハ内する予定です。
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