Leonna's Anahori Journal
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2006年01月11日(水) 低地にて


バイオリズムも底を打ったって感じだ。ここが一番の低地。
なにひとつ面白いことがない(面白いと感じない)。所謂、駄目駄目。
 
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昨日、amazonで吉田修一の本をまとめ買い(極力ユーズド利用)。ついでに、フェルナンド・ペソア(ポルトガルの詩人)の著作も2冊購入。そのうちの一冊、「不穏の書、断章」を仕事帰り、丸の内OAZOの丸善でたまたま見つけて、立ち読み。

あ〜う!、こりゃ当たりが出たみたいよ。久々、力のある言葉に触れて、一瞬自分の置かれた(俗世での)状況を忘れてた。実はここ数年、自分にはもう詩に感応する力が無くなったと思っていたのだが。

ペソアというひとは、七十もの人格を創造して、それを使い分けながら創作したらしい。「私は進歩しない。旅をするのだ」「もう、ずいぶん前から、私は私ではない」…こういう言葉には、刺激とくつろぎを同時に感じてしまう。

それに、進歩しない(旅はする)、私は私じゃなくなった、なんてまるでアタシジシンのことみたいじゃああーりませんか。面白いことがなければ、居眠りでもしながら、別の場所で別の自分を生きてみるのもあり、なのだろうか。
 
 
丸善では武田花を買って、帰ったらポストにペソアのもう一冊の方が届いていた。しかし早いな、どこを飛んで来たのだ、このペソア本は。
というわけで、本日の購入本。
 
 
 「仏壇におはぎ」 武田花(角川春樹事務所)
 「フェルナンド・ペソア詩選 ポルトガルの海」(彩流社)
 
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風邪は八割方治った。
父の家は、横浜市の粗大ゴミ処理券を利用、出来る限り役所に申し込んで回収してもらうことにした。「私は無駄遣いしない。力仕事をするのだ」
 
 
 
 


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