Leonna's Anahori Journal
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気がつくと、家の中にずいぶんいろんな種類のオイルが集まっていた。 以前から使っている、ニールズヤードのマッサージオイル。某化粧品会社の看板商品、オリーブバージンオイル。韓国で買って来たアンズの種からとったオイル。今年の春から使っている薔薇の実(ローズヒップ)のオイル。 なかでもローズヒップオイルは最近のお気に入りで、普段からスポイト付きの小瓶に分けたものをバッグに入れて持ち歩いている。もちろん旅行にも持って行った。顔はもちろん、ハンドクリーム代わりにも使うし、お風呂上がりには身体にもすり込む。 おかげで、70ミリリットル瓶の中味があっという間になくなってしまう。 先日、そのローズヒップオイルを買いに『生活の木』へ出かけたところ、見慣れない小瓶に入ったオイルが置いてある。ラベルを見ると、ヒッポファエオイル、と書いてある。10ミリリットルで2,500円(お高い)。何だ何だ、何なのだ、これは。
さっそくサンプルの瓶から一滴取って手の甲に擦り込んでみる。赤に近い、濃いオレンジ色の液体で、塗った場所は皮膚が黄色に染まる。ギュッと濃厚な感じだけれど、あまりベタベタしない。ニンジンみたいな臭いがする(私は嫌いではない)。しかし、ヒッポファエって何なのだろうと思ってもう一度ラベルを見てみたら“成分:ウミクロウメモドキ油”と記載があった。
『贅沢は敵』であるので、迷いに迷った。店内をぐるぐる歩き回っては、何度もヒッポファエ油の前でサンプルを手に取った。私の左手の甲は次第に真っ黄色に染まってゆく。なーんか、スゴく効きそうなんだよなぁ…(でも、何に?)。
レジのところへ持って行って店員さんに効能を訊ねると、「そうですね、疲れたお肌にいいです。ハリが出ます」。畳みかけるように、そんなにいいですかと訊くと「そうですねぇ…。一度買われた方はたいていリピーターになられるようですが…」。心は決まった。
…ソレ、いただくわ!! 帰ってから少し調べてみたところ、ヒポファエ油はビタミンACEとカロチンの宝庫で、フリーラジカルを強力に防御するらしい。 で、実際に使ってみると、なかなか良さそうなのだ。特にシワ・シミ等、加齢によるトラブルには効くみたい。吹き出物や、荒れたところにもいい。乾燥肌には言うに及ばず。みるみるうちに目尻の皺(からすのフットプリント)が目立たなくなった。
色がつくので、ローズヒップオイルにほんの一滴、混ぜて使う。ちなみにローズヒップもビタミンC豊富な、加齢によしといわれているオイル。これがほんとのダブルブロック処方さ!(笑) -- オイル以外に、もうひとつのマイブームあり。それはバスローブ。
厚手の高価なものではなくて、ロフトあたりで売っている廉価なものを買って来て、洗って柔らかくして寝間着代わりに使う。着心地が良くて、パジャマと較べても格段にあたたかい。
たまに年配の方で「私は、浴衣式の寝間着じゃないとイヤ」という人がいるけれど、こなれたバスローブは着慣れた浴衣寝間着に似ている、かもしれない。
ところが昨晩、風呂上がりに、いい気分でオイルを擦り込んでバスローブ寝間着を着て寝たら、翌朝、ローブの襟裏や背中が薄黄色に染まっていた。あちゃー。まぁ、人に見せるものではないからかまわないのだけれど、やっぱり白いローブは白いままで着たかったなぁ。
この間、ヴェネチアで食事した店の近くにバス用品店があって、きれいな色(たしかピスタチオグリーンだった)のローブに目が行った。買って帰ろうかなぁと言ったら同行の友人から、何もベニスまで来てバスローブ買う事もないだろうと言われて思いとどまった。実際かさばるし、結構重たいのだ。
でも日本では、値段にこだわらなければともかく、安物、薄手のバスローブはたいてい白か薄いピンク、もしくは水色位のチョイスしかなくて、私はあの引越タオルみたいなピンクや水色が大嫌いなのだ。
どうして、モスグリーンやタバコブラウンみたいな渋い色のがないんだろう。同じ赤系だって、ローズピンクや紫がかった茜色、熟れ過ぎのマンゴーみたいにオレンジがかった黄色とか、そういうのがあれば何枚でも欲しいんだけれど…。 ぶつぶつ言いながら、今日もお風呂上がりに“加齢に効くオイル”を擦り込んでいる。
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