Leonna's Anahori Journal
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2005年06月12日(日) |
ジュスティーヌ・エナン・アルデンヌ |
久々(この頃では出るたび毎回久々だ)、テニス、2レッスン。
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全仏オープンでのジュスティーヌ・エナン・アルデンヌ(ベルギー)の勝ち上がりとその結果の優勝は、少なからず胸に来るものがあった。 ひざの故障のみならず、ウィルス性の疾病で一時期は起き上がることすらできなかったといういうエナンだが、カムバックを賭けたパリ、ローランギャロスでの戦いぶりは、とにかく小気味よくて、スポーツの試合に特有の爽快感に溢れたものだった。
その彼女の優勝杯授与式での言葉。
夫のピエールに:「私をサポートするのは簡単じゃないと思うけど、25歳でこんなにすべてをこなすあなたに、感謝を捧げたい」
コーチのカルロス氏に:「あなたは私を見捨てなかった珍しい人よ。あともう少しがんばって、行けるところまで行きましょう」 なんとなく、この人の人生、平坦じゃなさそうな感じがするなあ。病気云々だけではなくて。シャラポワやマリー・ピアースみたいないわゆる長身のテニス美女というのでは全然ないのだけれど、なぜか根拠もなく、いい女じゃないかエナンって、などと思ったりもする。
ちなみに私は、ファミリーボックスから見つめる長身で金髪のピエールというダンナ様のことを、ずっとエナンの弟かと思っていた。満面の笑顔とそうではない普通の顔以外の表情を見せず、陰影にとぼしい、ただただ若い男の子という印象しかなかった。コーチのカルロス氏は、つとめて普通に振る舞いつつも、エナンからのメッセージには、かぶっていたアディダスのキャップをとって小さく一礼した。
さて。私がレッスンを受けているコーチ(身体は小さく声は大きい、芸風は林家だけどテニスはピカイチ)の使用ラケットは数年前からエナンモデルだ。初めてそのラケットを見せてもらったときは、私はエナンという選手が男子か女子かも知らなかったのだが。
そのコーチに今日「全仏のエナン、強かったですね!」と声をかけると、「本当に強いです、エナンは」と言いながらウン、ウンとうれしそうに二度頷いた。女子のテニス界、決してシャラポワ人気だけで保っているわけではないのです。 --
エナンも小柄だけれど、もうひとつの“小さな人気者”の話を。
買ったばかりのiPod mini、どこへ行っても凄い人気だ。テニスのロッカールームでも美容院へ行っても、あ、iPodだ、かわいい!どうですか使ってみて、と皆さん次々に声をかけてくる。美容院のシャンプー係の男の子は特に興味津々で、機能的なことをあれこれ訊かれるので困ってしまった。(そのわりには間違えてソニー製品だと思ってたみたいなんだけど、ハハ)
iPod miniの良いところは、とにかく小さくて音飛びしないこと。あとは、別売りの記憶媒体なしに曲がたくさん入ること。4GBの小さい方のやつでも1,000曲位入るらしい。あとは勿論、デザインも色も完成されているし、miniなら価格も本家のiPodほど高くない。
現在私のminiは、別名「Portable RAIN」となって、毎日例の必殺ボイスをダイレクトに脳髄へ響かせてくれている。まったくもって愛い奴であります。
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