Leonna's Anahori Journal
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午前中仕事。午後、横浜。 -- 横浜からの帰り、川上弘美『蛇を踏む』を読み終えて、セリーヌ『夜の果てへの旅(上)』にブックカバーを掛け替える。
川上弘美は収録の三作中、最後の『惜夜記(あたらよき)』というのがとても良かったのだけれど、『夜の果てへの旅』を開いたらその初っ端に
“これは生から死への旅だ。ひとも、けものも、街も、自然も一切が想像のものだ。小説、つまりまったくの作り話だ。”
という一節があり、これはまるで川上弘美の小説世界、特に『惜夜記』をそのままを表した言葉でもあったので、うわ、まだ続いていたのか?、という感じでびっくりした。
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