Leonna's Anahori Journal
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2004年01月17日(土) 惜夜の果てへの旅

午前中仕事。午後、横浜。

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横浜からの帰り、川上弘美『蛇を踏む』を読み終えて、セリーヌ『夜の果てへの旅(上)』にブックカバーを掛け替える。

川上弘美は収録の三作中、最後の『惜夜記(あたらよき)』というのがとても良かったのだけれど、『夜の果てへの旅』を開いたらその初っ端に

 “これは生から死への旅だ。ひとも、けものも、街も、自然も一切が想像のものだ。小説、つまりまったくの作り話だ。”

という一節があり、これはまるで川上弘美の小説世界、特に『惜夜記』をそのままを表した言葉でもあったので、うわ、まだ続いていたのか?、という感じでびっくりした。
 
 



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