Leonna's Anahori Journal
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2003年07月05日(土) |
オリジナル・ラヴ at SHIBUYA-AX |
午後二時、いつも通り表参道の石灯籠のところでクルミ嬢と待ち合わせ。 午後七時開演のオリジナルラヴ、ツアー『踊る太陽』までの時間をうろうろと青山〜表参道〜渋谷あたりを徘徊しながら過ごす。
クルミ嬢お気に入りのオリジナルアクセサリーの店(全部アンティーク風の一点もの)でデカいピアスを買っていきなり散財してみたり、探し歩いてやっとたどり着いたNADiffというアート系の本屋さんがあまりにも品数豊富なうえに若いお客さんで混みあっていたので、なんだか落ち着かなくなって早々に逃げ出してみたり、Cafe Maduへ向かう道すがら偶然発見したギャラリー収納青山のショウルームへ入り込み、壁にビターッと納まった壁面収納のあまりの素晴らしさに「やっぱりこれから家具は壁面でしょう!」と納得させられるも、買うお金がないという現実にふたりして突き当たってみたりと、なかなか実り多い散策タイムであった。
無事たどりついたCafe Maduで軽食。私はタイ風のサンドイッチ(ピタの中にてり焼きチキンと野菜を入れてエスニックソースをかける)を食べた。これは美味かったなぁ、ちゃんとパクチーまでついてたし。リーズナブルだと思うわー。これにチンザノロッソ飲んで、ええ気分。
-- さて、そのウロウロ散策の間にクルミ嬢に教えてもらったのだが、オリラヴ93年の大ヒット「接吻」をカヴァーしているのは、なんと中島美嘉サン!
クルミ嬢によれば「中島美嘉本人がすごい好きらしいですよ、オリラヴのことを」とのことだったが、それを聞いた私が思わず「だったら何だってのよ」などと大人げないことを口走ってしまい、一体どういう反応なんですかッと年下の友人からたしなめられる一幕も。
だってさだってさ、ちょっとちがくない?ああいうひとがああいう歌を、好きだからって理由だけでカヴァーしちゃうってのは…(オバンしつこい) -- 肝心のライヴの話を。
ちょうど一年くらい前にみた「ムーンストーン」のツアーライヴも良かったけれど、今回のステージはそれよりもっと良かった。で、予感的中でした。ディスクで聴くより生で聴いた方が格段に良いんですよ「踊る太陽」の楽曲って。特に「相棒」や「欲しいのは君」みたいな一見地味目のマイナーコードが抜群だった。(だからってなにも「欲しいのは君」で涙流して泣かなくても…) それから、カヴァーが面白かった。えーと、私はネタバレ部分を白地で書いてドラッグしなければ読めるの読めないのなんて繊細な細工はようせん乱暴者ですから、あえて知りたくないというひとは、ここから引き返してください、ゴメンヨ、回れ右。 えーと、それで今回のカヴァーは邦楽特集。本人曰く“邦楽にハマッテる”。でもって選曲が、ルースターズ、椎名林檎、高倉健って、田島氏のハマり方も半端じゃありません。
しかし、ルースターズって、なぁ…。「どうしようもない恋の歌」、何年ぶりに聴いただろう。そういえば、田島貴男と大江慎也って遠目だとほんの少し似てるんじゃないだろうか。・・・♪網走番外地〜〜〜(脈絡ナシ)
途中にもうひとつ、初めての試み(演出)があったんだけど、これはわかる人にとっては凄く重たいものだった。いま地球でおきていることを思えばああいうことをしたくなる田島貴男の気持ちはワカル。(さすがにこれ以上のネタバレはいくらなんでもまずいので、この演出の詳細についてはツアーの終わった22日以降に再度書きます。) 後半はオリラヴ初期ヒットのオンパレードで軽快に飛ばしたのだけど、私にとっては“どマイナー”を田島の朗々とした美声で、というのが一番の贅沢だった。ベストはピアノ一本で演った「プライマル」の弾き語り。あのフランネルのような裏声に震えました。
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