Leonna's Anahori Journal
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2003年07月04日(金) 誰だろう(2)

今回の誰だろうは、私が「あれは誰ですか?」と訊かれたはなしです。

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少し前にサイトのトップページ画像を入れ替えたのですが、それをみたある方から「左端の写真、ギターを弾いている人は誰ですか、もしかしたらあれはCDジャケットなのでしょうか」というメールをいただきました。

えー、あれはレイ・サンドヴァルというギタリストの"a la naturaleza"というCDのジャケ写真です。

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サンドヴァルは1969年、アリゾナ州トゥーソンの生まれ。メキシコ人の父と日本人の母の間に生まれたチカーノ(メキシコ系の混血)で、現在はLAを本拠地として活動中、だそうです。

"a la naturaleza"はギターインストアルバムで、ジャズを基調とした中にフラメンコやキューバ、ブラジルなどのエスニックな音とクラシカルな響き(サンドヴァルは大学でクラシックギターを学んでいる)が美しく織り込まれており、ひとことで言うととてもエキゾチック。

英米のロックやポップスに慣らされた耳には地味といえば地味な音楽ではあります。買った当初は(三年くらい前)、昼間よく家の中で、大きな音で鳴らしっぱなしにしていました。

そうやって聴いているうちに、自然の声を聞きとり、それと唱和しながら生きている人間がいる(いた)ということ、自然の一部分としての人間ということについて何か知らされるものがあった、ような気がします。

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ちなみにレイ・サンドヴァルは2001年の春に来日公演を行っています。ちょうど私とオットがマウイ島への旅行から帰ってきて直ぐだったと思う。

あっ、こんな地味な人が来るのか、これ聴き逃したらもう生でサンドヴァルを聴く機会はないかもしれないなぁと思っている間にも公演日は来て、過ぎ、とうとう聴けず仕舞いでした。
 
 


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