Leonna's Anahori Journal
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おととい注文した『フランドル遊記 ヴェルレーヌ詩集』、山口の古書店から、もう届いた。早い。 コンディションも良く、装幀もなかなか洒落たきれいな本。表紙には金子光晴自らが描いたモンパルナスの絵が使われていた。
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このまえの土曜日、横浜の父の家へ行ったとき、ちょうどTVで『宮本武蔵』の再放送をやっていた。
それで、主演の市川新之介の顔が立派だとか、宮本武蔵って謎が多くてあちこちに“生誕の地”があるみたいねとか、とりとめのないことを話していたら、父が「そういえば俺は昔、巌流島へ行ったことがある」と言い出した。 驚いて「えっ、巌流島ってどこにあるの」と訊いたら「九州と山口県のあいだ。関門海峡のあたり」との答え。訪れたのは十代の終わり頃で、「お盆を伏せたような平らな小さな島で、岩も何にもないところだった」そうだ。
ふーん…。昔のチャンバラ少年にとっては、やはり武蔵、小次郎の対決の地というのは一度見てみたい場所だっただろうか。父にそうたずねると「うん、まあね」と答えて、ニヤニヤしていた。
今日は節分でもあるので、福豆くらいは食べようと思っていたのだが帰りにケーキを買ったら豆のことは忘れてしまった。 布団に入ってから頭の中で「鬼は外、福は内」とおまじまいのように繰り返してから寝た。
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