ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

映画めも - 2009年07月17日(金)


『ブラッドシンプル/ザ・スリラー』

コーエン兄弟の映画。
もしかしてデビュー作なのかな?
かなり面白かった。
その後も殺人鬼が出てくる映画ばかりを撮っているが、もうすでにこの作品でその真髄をつかみきっている感がある。



『アンダーサスピション』

モーガン・フリーマンが刑事役で、ジーン・ハックマンがロリコンの殺人犯で、追い詰められる役。

ネタばれしないではでは説明できないドラマなので、以降ネタばれ。

ジーン・ハックマンはお前が殺したんだろうと、どんどん追い詰められていく。

証拠もどんどんそろっていくが、それを否定し続けて、供述は七転八転していく。

そうやってどんどん袋小路に入っていくが、やはり最後の最後で、刑事は供述に頼らなくてはいけなくなる。

目撃者がいないからだ。

精神的に追い詰められて、ジーン・ハックマンがどうやって殺したかを供述し始める。

しかしそのとき他に真犯人が捕まる。

ジーン・ハックマンは、刑事に追い詰められ、妻にも疑われ、自分自身でも殺人を犯したと言う妄想をし始めてしまっていたのだった。
今まで供述が七転八転したのは、追い詰められて、自分でも自分自身で何をやったのか、わからなくなってしまっていたからだったと言う話。

人間が追い詰められたときの心の変化が、こんなにも奇妙奇天烈な迷宮に入り込んでしまうのかと驚かされた作品だった。






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