2006年01月25日(水) 暴走するマスコミ

最近のライブドア報道を見ていて。

確かにほりえもん率いていたライブドアは違法行為を行ったかもしれない。
それは確かに許しがたい罪かもしれない。
でもさ。
あんまりじゃね?
おいらはもともとほりえもんと言う人間は好きじゃなかったけど、(いろいろ鼻についたしね)事業で成功している(粉飾でしたが)状態では『業界の風雲児』だの『若手のホープ』だのという報道をしまくっておいて、露見したとたんに、これかい。
ほりえもんがどうの、というのではなくて、今旬だから取り上げているだけに過ぎないというのが見え見えですごくいや。

スポーツ選手でもそうだけど、ちやほやしてその人の才能を殺した例もあるだろうし、何より、芸人の使い捨てがあまりに多い。
カンニングの相方の情報だって今全然眼にしない。昔は復帰まで待ってるぞーって感じだったのに。今じゃ、存在そのものがどうなっているのかすらわからない。

オリンピックの問題だって、浅田真央ちゃんが出られないことそのものに対する不満をぶつけるだけで、実は、オリンピックに出ることを許可すると、メダルを取りたい一身で体を壊すくらい練習してしまい、結果選手生命を奪いかねないという可能性があるための措置だ、という情報はおいらはラジオからしか得ていない(テレビ局でもそういうのを報道したことがあればごめんなさい)。

センセーショナルに喧伝することはうまいが、その後の情報がまったく入ってこないのもテレビの特徴。
まあ、媒体の性質上、時間で勝負しているものなので、仕方ないとは思うけどね。
新聞なら、枚数を増やして記事の量を増やしたりすれば、読む読まないは読者の自由だから。テレビはつければ強制的に情報を押し付けられる。興味のない情報ですら。その一方で、面白くない情報だと視聴率をとれないから、必然的に面白い、というよりはとっつきやすい情報のみの羅列となる。

いわば流行歌のサビの部分だけを連ねて編集し、放送している感じ。

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情報の取捨選択が視聴者側で出来ない以上、限られた時間内で情報を提供しなければならないテレビ局側が情報の取捨選択を行わなければならない。しかし、同時に視聴率を取り、スポンサーを確保しなければならないという原理が働くため、視聴率確保に走らなければならないのも事実。
そのときとる方法はいくつがあるが、その代表的な方法が以下の二点だとおもう。

・本当に番組として面白いものをつくる
→個人的な意見だが、鉄腕ダッシュは、面白い企画が多い。ああいう教養的な番組はおいら的にはOK。さらにTOKIOを起用することで、若いファン層も取り込んでいる。うまいよね。(残念ながら、TOKIOでなくとも、ジャニーズなら誰でもOKだったんじゃないでしょうかね。TOKIO色は強いけど)
→昨日の『学校へ行こう』の太鼓もよかったね。微妙に番組進行がメンバーのみではつらいためなんでしょうか、みのもんたを起用しているのは。

・現在起きている事件の人の興味をそそるようなポイントのみを編集し報道番組を作る
→言わずもがななので言わないけれど、ほりえもんのコンパの状況なんかどうでもいいじゃん。ましてや芸能人の恋愛なんざ大きなお世話……。とおいらはおもうけどね。

二番目の方法の場合、やっぱり情報の使い捨てが激しい。ついでに、その情報を提供する芸能人の使い捨ても激しい。さらにいってしまうと、その番組のアイドル的な役割を果たすだけの女子アナも、使い捨てが激しい。見なくなる人はとことん見なくなるからね。
ま、そのままフリーになって別の活躍口を見つけているならばそれはそれでいいことなんだろうけど。

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テレビってのは欠点も多いが、やはりその圧倒的な情報の発信力には比肩する相手が居ないのも事実。
たとえ、有名タレントが自分の日記で放送禁止用語を羅列しようが、知らない人間は知らない。逆に、無名の女子アナでも放送禁止用語を一言でも口にすればたちまち抗議の嵐。それは、ひとえに見てるんだよね。テレビを。
確かにウェブのほうがいろいろ細かい情報は出るけど、幅広い年齢層ってのはやはりテレビ。
お年寄りの家庭でばりばりパソコンを使っている家ってそうはないと思うしね。

その最たる例が『テレビのチカラ』って番組なんだろうね。
これは、テレビの圧倒的な情報発信力を利用した番組。
この番組はともすると加害者はおろか被害者までも追い込んでしまう諸刃の剣になりかねないけど、うまく使ってほしいと思うんだよね。

テレビを中心としたマスコミは、いまや人の手を超えた動きを見せ始めている。
マスコミ、という物は、いかんせんハードウェアが何かはっきりしない存在ではあるけど、何か得体の知れないものになりつつある。何かそれそのものがひとつの生き物……というより、その圧倒的な情報提供力から見ると、ある種の『神』とまでいってしまっていいような気がする。
それを構成するのは人間だけど、一人ではどうにもならないことにもなりかねない。
株式市場もそうだけど、人間は自らとんでもない神をいくつも作り出してしまった。
いつかその神によって滅ぼされるときがくるんじゃないか、なんて漠然と思ったりしてます。

本当に怖いのは終末戦争じゃなくて、その神々がいなくなった人間が、大自然相手に生き延びることができるかどうか。それができないと人間は絶滅する。そんな気がしますな。


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彩葉 [MAIL]

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