白。...... author 風梨
  透明銀狐/贅沢な言葉たちへ/優しい嘘ばかり言って。



凍らない港が欲しかったんだ。/2003年08月31日(日)


宿題を終わらせました。
塾でテストも受けました。


最近いい詩を沢山聴いているので。
比較的気持ちだけは安定してます。
どうしたらあんなに凄い曲を紡げるんだろう。
音楽の力は偉大だ。そんなの、知ってるつもりだったけど。
静寂とメロディの中で、騒音を排除していれば。
形だけの幸せを感じていられる気がする。
絶対安全な箱庭の中みたいに。


箱庭って好きです。
私はその中に棲みたいです。
高い高い真っ白な壁の中で、沢山の沢山の緑に囲まれて。
真ん中にはブランコがあって。
犬小屋よりちょっと大きいぐらいの木で出来た家で眠って。
昼間は切り取られた真四角の空を望んで。
通ってきてくれる大好きな人がいるんです。
毎日一冊ずつ素敵な本を持ってきてくれる。
名前も知らない、けれど素敵な音楽を聴かせてくれる。
来てくれない日は、ずっと思いながら、木陰で眠るのです。
本を読み返したり、お気に入りの曲を聴いたり。
絶対安全な箱庭の中の生活。
此処から逃げなければ、私は幸せになれるって言うような。
そんな夢物語。
実際の箱庭の意味結構違う気がしますが。

夢物語って言葉はいい響きだけれど。
結局は叶わない夢なんですよね。


凍らない港が欲しかったんだ。
高望みしても、結局は夢でしかないのに。


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