白。...... author 風梨
  透明銀狐/贅沢な言葉たちへ/優しい嘘ばかり言って。



痛み止めを飲んだ気分。/2003年08月30日(土)

厳しいことを沢山言われた分、人が大きくなるのだとしたら。
褒められてばかりいると、自分が溺れていく様な心地さえするのです。
なんて我が儘な悩みなんでしょう。


もう夏も終わりますね。
夏が終わるのに、宿題も終わっていません。
明日も明後日もテストだって言うのに。
何もしてません。

私はいけない子だ。
言う度に、なんだか嘘くさい気がする。

自分が悪いと自分で責めることで。
自分は悪くないと想いたいだけじゃないかって。


そんな気さえする。

いったい、なんなんだろう。
わからないけれど、わかりたくもない気がする。

事実に気付いて、傷付くのも私な気がする。


偽善は悪くないと叫ぶのは
随分と勇気がいることなのです。


それはきっと偽善という言葉の定義があまりにも曖昧で、どうも間違っている気がするから。

「偽善でも、救われる命がある。」
「人を想ってつく嘘は嘘ではない。」

でもそれって、結局は客観的な物事の見方をしているだけなのかな。
当事者からみたら、偽善は偽善でしかなくて、嘘は嘘に変わりないのかな。

それでも私は。
どういう意図で募金をしたって、その行為がいいことなのは代わりがないと想うよ。
人を想ってつく嘘だって、それは嘘だけれど、でもそれがその人にとって本当に幸せなことだって、嘘をつく人が想うなら、それはそれでいいと想うよ。

私が私を擁護しようと想うのも、必死で被害者ぶっている気がするのも。
それって結局いい人ぶっているだけだって、偽善者扱いされてしまいそうだけれど。
それでも私の安定が得られるなら、私はこの愚かな行為を続けてしまう気がする。

この日記ですらきっと。
単なる私への言い訳に過ぎないんだろうね。


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