バカ日記★ご両親にご挨拶。(画像更新) |
ついに行ってまいりました。 このGWに。 五年間、ずっとビビって行かなかったのですが、ついに。 ダーリンの家にご挨拶に。 今回はいきなり「結婚します」というのではなくて、「今付き合ってる彼女で、結婚も考えてる」程度のいわば面通し程度の挨拶。 しかしやっぱり私はビビりにビビっておりました。 GWの1週間も前から、ご挨拶に着て行く服がないとお嬢な服を探しまくったりと、少し間違ったベクトルでテンパったりしていたのです。 そんな事よりも考える事があるやろと。 私がこの五年無職である事はどう説明するんだとか、同棲している事は秘密にしておくのかとか、だとしたら同じく関西人である私とダーリンは、どのようにして付き合って来た事にするのかとか。 散々ダーリンに 「うちの親はまぁ古い考えの世代やからなぁ。お袋なんか、俺が連れていった彼女を褒めたためしがない。」 だの 「結婚前に同棲とかあんまり良く思わんやろうし、とりあえず秘密にしておいた方がいいと思う。」 だのビビらされていたので、もうどこまで話してよくて、どこからがいかんのか、混乱しまくっていたのです。 散々「これは言っちゃ駄目・・・これは内緒・・・ブツブツ」と一人で復習していたのですが、最終的には 「あーもーめんどくせッ!どうとでもなるわい!」 と全てを丸投げするていたらく。 そうそう、そうだよ。そうやって生きてきたじゃないか私。 とか開きなおったりして。 大体同棲の事を秘密なんて、そんな大きな事を秘密にしたら、他の話が全然できないじゃないか。どうしてくれるんだ!え?責任者出てこい! まさに 「そんな無茶な。」 って話ですよまったく。 しかし前日になると、そんな開きなおりも通用せず、いよいよ結婚話が動き出すのかとうきうきするような、もう明日が駄目ならこの世の終わりが来るようなそんなカオスな気分で、ママンととりあえず外見だけでも取り繕ってくれるお洋服を見繕って備えました。 そして当日。 ダーリンが迎えに来て、頭のてっぺんから足の先までばっちりお嬢な私をみて苦笑いしながら 「考えたんだけどさ、とりあえずこれ彼女って感じの挨拶だけで、特に話す事もないから、玄関先で顔出すだけにしとく?」 と言ったので、私も確かに「結婚します」て言うならこの先どうするのかとか話す事もあるけど、ただの彼女なのにそんな根掘り葉掘り聞く事もないだろうしなぁと思っていたので、少し拍子抜けしながら 「あ、それでいいならそうしよう。」 と言ったのです。 お土産持ってったほうがいいよね、と言うと、上がるわけじゃないからいいんじゃないと言われたのですが、1回目にいった時、お父さんがちょっとおでかけされてるとかで、10分後くらいに戻ると言われたので(私は車の中で待機、ダーリンがお母さんとお話していたのですが)その間にお土産を買いに行き、改めてご挨拶へ。 玄関先で 「初めましてリカです(ほんとはフルネーム言ってますよ)。あのこれ、つまらないものですが。」 とお土産を渡し、ダーリンが 「じゃあもう行くとこあるから。」 と去ろうとしたら 「え!なんで。ご飯でも食べに行こうや」 と言ってくださったのですがダーリンはそれを断り、 「じゃあせめてお茶だけでも」 と言ってくださったので、あんまり断り続けるのも失礼だと思って、お邪魔させていただく事にしたのでした。 あああ、上がるつもりまったくなかったから、パンストも履かずに素足で行っちまっただよ。 「す、素足ですいません。」 とか言いながら2階の居間へ上がらせていただいて、おいしいカステラとコーヒーをいただきながら、お父さんとお話。 やはり私が同じ大阪人であるのにどうやって付き合ってるのかという話が出たので、 「キターー!ここが嘘のつきどころ!!」 と手に汗握っていたら、ダーリンがさらりと 「もう一緒に暮らしてるし。」 といい、私がびっくりしてるとお父さんもさらりと 「ああ、そうか。」 と。 ・・・わてのあのぐるぐる考えた策は一体なんやったんや・・・。 いやもう、それさえ通ってしまったら、後は大した問題はないわけですが。 お父さん曰く、 「まぁ、こいつに誰かおるというのは気づいておったんですけど、今日は突然つれてきたからびっくりしてまぁ・・・」 ああ、そうか。 そら休みになって帰ってきて、荷物の中の綺麗にたたまれた下着やら、服の趣味の大変化やらを見てたら解るわな。 散々ビビらされてたお母さんもニコニコとして気さくな感じでとてもいい方でした。 カステラを頂いて、さてそろそろ・・・と思っていたら私のお土産とお茶を出してくださって、それもなくなったからそろそろ・・・と1階に降りて玄関を出ようとしたら 「今苺切ったのに!」 と1階のダイニングで苺を出してくださって、それをいただきながら談笑。 「お袋いつもああやって出ようとしたら食べ物出すからなかなか出られへんねん。」 とダーリンは後で苦笑いしていましたが、なんかそれって、すごいいいじゃんね。 満腹にして送り出してくれるって、なんか凄いいいじゃん。 とにかく、今回のご挨拶は拍子抜けの連続でした。 お父さんもお母さんもすごくいい方だったし、お二人を見てると、 「ああ、ようちゃんはこのお二人の子供だなぁ!」 ってのが凄い感じられて面白かったです。 博学でいくつになっても探究心を忘れないのはお父さん譲り。 良くも悪くも、感覚で物事を判断して生きてるあたりはお母さん譲りだなぁと。 帰りの車の中でそんな話をしながら、 「散々ビビらせといてさー。普通にいい人じゃないか。まだ結婚したくなかったからビビらせて伸ばし伸ばしにしてたの?」 と冗談ぽくいうと彼は真面目な顔で 「いや、お袋は、気にいらんかったらまず部屋から顔も出せへんから。今日ニコニコしながら喋ってて俺もびっくりした。」 と言ったので、私の背中は凍りついたのでした。 そんな事されたら私、きっと立ち直れなかった。 「まぁ俺もいい年やし、お袋も年とったし、丸なったんかもな。あとリカの事を気にいったんやろう」 て事で話は済んだんだけど、私は自分のどこに気にいられる要因があったのか、まったくわからないでいたのでした。 その日は夜からうちの親とお食事の予定だったのですが、ママンがダーリンにゲラゲラ笑いながら、
・・・そんなに変な顔だった?(汗) ・・・ ・・・ ・・・あああ! もしかしてそこ!?そこが気にいられた? いや、変な顔がじゃなくて、変な顔に込められた誠意というかさぁ! やっぱ大事に思うから緊張して変な顔になるわけでね。うん。ちくしょう。
とにかくこうして無事に面通しは済みました。 面通しだって言うのに、もうすでにお父さんは結婚話を出していたけど、その公式発表は早くて盆だな。って何様なんでしょうねこの人。 もう「結婚します」っつっても通ったんじゃないのか? ってなんか結婚焦ってるみたいだけどそんな事もないのだが。 焦ってるって言うか、普段の会話で結婚話が出た時に、するならするで話を進めたほうが色々お徳(保険証の事とか、結婚したら会社から補助が出るとか、ダーリンになんかあったら私が妻として公に出ていけるとか)だしいいなあと思い始めたってのが正直なところで。 まぁいい、急いては事をし損じる。 結婚しようねって言ってから、五年もかけたんだ。ゆっくり行こう。
隊長メモ ・画像更新しました↓ そのパスワードはむやみやたらに人に教えてはいけません。
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2006年05月14日(日)
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