2006年12月17日(日) |
JY: 高円宮杯 全国大会 カティオーラ戦 +ユース: 練習試合 暁秀高校戦 |
06年12月17日 (日) 13:10開始 藤枝市民グラウンド 高円宮杯 第18回全日本ユース (U-15) サッカー選手権大会 グループG 対 カティオーラフットボールクラブU-15 ※40分ハーフ 天候:晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスジュニアユース −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−小澤−−山崎−−深澤−− −−−−−−青木−−山田−−−−−− −−柴原−−−−−−−−−−成田−− −−−−−− 畑 −−櫻井−−−−−−
−−−−−−福原− 伊賀上 −−−−− −−−−−−−−山本−−−−−−−− −−戸高−−吉賀−−吉岡−−伊東−− −−−−塩月−−衛藤− 大久保 −−− −−−−−−−−江藤−−−−−−−− カティオーラフットボールクラブU-15
03分、清水、RH柴原の右クロスから右CKを得る。青木の蹴ったボールはDFにクリアされるが、小澤がPA外に下がりながらキープして左に展開、櫻井のクロスはニアのDFに引っ掛かり、再び小澤の元へ。小澤、今度は右に展開、受けに戻ってきた青木がターンして前に出ながら右クロス、それを畑が右足で豪快に叩き込み、1−0 11分、カティオーラ、キープするLH戸高の背中を押したとしてRB加藤がやや厳しいファウルの判定を受け、左ポストまで距離40M、角度60度ほどからFK。伊賀上の蹴ったゴールに巻いて向かうボールに対し、逆光が目に入ったか、GK長島の飛び出しが一瞬遅れ、GKの前に入った福原がバックヘッド気味にゴール右に流し込む、1−1
20分、清水、パスをカットしたCB小澤が右に捌き、加藤が縦にクサビ。ハーフライン付近で受けた柴原、足下に吸い付く細かいタッチと共に体をOH山本・DH吉賀の間に入れると、グンと加速、マークを置き去りに。そのまま30MをドリブルしてPA内に突入すると、疲れを感じさせない足運びから強烈なシュートを正確にゴール左に突き刺し、2−1 28分、清水、小澤→FW畑と繋ぎ、19分の左CK以降、柴原と入れ替わって右に回っていた成田が右クロス、こぼれ球に食いついた畑のシュートがDFに当たり、左CKを得る。柴原のキックを中央で小澤が頭で叩き落とすと、DFが掻き出そうとするが弱く、山田の足下へ。山田は冷静にトラップしてDFを外すと、PA内10Mの距離からゴール右に蹴り込み、3−1 32分、カティオーラ、交代: 吉賀→比江島
カティオーラ 清水エスパルスジュニアユース 8(5) シュート 12(5) ◎畑、 ×青木、×柴原、×青木、×畑、 ×青木、◎柴原、○柴原、×畑、 ◎山田 ×成田、○畑 2(0) 右クロス 10(2) ×柴原、◎青木、×加藤、×小澤、○加藤、×青木、×柴原、×成田、×加藤、×青木 2(2) 左クロス 6(1) ×櫻井、×成田、×成田、○成田、×成田、×成田 1(0) 右側CK 2(1) ×青木、×青木 0(0) 左側CK 2(2) ○柴原、○柴原 0(−) 犯OS 0(−) 4(1) ファウル 4(2) ・成田、×山崎、×加藤、・柴原
[後半] 清水エスパルスジュニアユース (25分〜) −−−−−−−−水野−−−−−−−− −−加藤−−植野−−山崎−−深澤−− −−−−−−青木−−荒井−−−−−− −−滝戸−−−−−−−−−−大島−− −−−−−−鍋田−−櫻井−−−−−−
−−−−−−福原−−甲斐−−−−−− −−−−−−− 伊賀上 −−−−−−− −−戸高− 比江島 −吉岡−−山上−− −−−−塩月−−衛藤− 大久保 −−− −−−−−−−−江藤−−−−−−−− カティオーラフットボールクラブU-15 (25分〜)
01分、清水、攻撃参加していたLB深澤の下げたボールを小澤が大きくサイドチェンジ、加藤が前のスペースに出ながら受けると、そのまま縦にクサビを入れる。PA右角でポストに入ったFW櫻井が足下に収めるや、小さく横パス。そこに走り込む柴原がスイッチして縦に抜ける作戦だったが、相手DFがカット。しかし、そのこぼれたボールをCH青木が鮮烈な20Mミドルをゴール左に決める、4−1 03分、清水、交代: 小澤→荒井 (山田CB、荒井CH)
14分、カティオーラ、交代: 伊東→甲斐 (山本RH、伊賀上OH、甲斐FW) 15分、清水、カティオーラがDFラインのパス回しでトラップミス、それを拾った畑が右に流れながらコースを作ると、45度の角度から右足を一閃。畑には珍しいストライカーらしいゴールで、5−1 15分、清水、交代: 成田→大島 17分、清水、交代: 長島→水野、山田→植野 20分、清水、交代: 柴原→滝戸 25分、清水、交代: 畑→鍋田 25分、カティオーラ、交代: 山本→山上
35分、清水、左サイドに流れて深澤からの縦パスを引き出したCH荒井、疲れからか距離を詰められないDFに構わず、スペースを前へ。マイナスの左クロスを入れると、低い弾道に対してニアにFW鍋田、がスルー。ファーに走り込んだRH滝戸がきっちり詰めて、6−1 41分 (ロスタイム)、清水、ドリブルでPA右角に持ち込み、強引に撃った櫻井のシュートはGKに阻まれ、右CK。滝戸のキックを中央で山崎が競り合うと、こぼれたボールがファーでフリーの櫻井の元へ。頭で押し返すと、櫻井の方向を向いていた鍋田が、GKの前でターンしながら左足インサイドでゴール右に流して、7−1 42分 (ロスタイム)、清水、自陣からドリブルでボールを運んできた深澤が、一度切れ込むと見せて左に開き、左足クロス。ニアのDFがクリアするが、PA左角前に荒井が駆け込んでダイレクトジャンピングボレー。これが見事にゴール左へと決まり、8−1
カティオーラ 清水エスパルスジュニアユース 2(1) シュート 19(12) ◎青木、×成田、○畑、 ○山崎、×山崎、×柴原、×櫻井、◎畑、 ○櫻井、×鍋田 ○荒井、○荒井、○山崎、◎滝戸、×青木、×深澤、○櫻井、◎鍋田、◎荒井 1(0) 右クロス 4(1) ○青木、×加藤、×加藤、×青木 1(0) 左クロス 5(2) ×深澤、×成田、○大島、◎荒井、×深澤 2(1) 右側CK 2(1) ○柴原、×滝戸 1(0) 左側CK 2(2) ○滝戸、○滝戸 1(−) 犯OS 2(−) ・櫻井、・大島 4(1) ファウル 5(1) ・大島、・植野、・柴原、・植野、×深澤
▼試合結果 清水エスパルスジュニアユース 8−1 カティオーラフットボールクラブU-15
結果から見れば8発快勝だが、前半20分までは決して簡単な試合ではなかった。カティオーラの175cmの2トップ、福原と伊賀上は高さも速さも連携もあり、山崎にも競り勝ってロングボールを抑え、アタッキングサードで前を向いた時には高い確率で好機に繋げていた。失点場面以外にも16分、ロングボールをポストしたFW伊賀上が左に展開、LH戸高のスルーパスからサイドに流れてきた伊賀上が抜け出し、左クロスにOH山本が走り込んでボレー、CB小澤が何とかブロックし、こぼれをDH吉岡が詰めるが、GK長島がセーヴ。18分にはCH青木、RB加藤を抜いた戸高の左クロスを、FW福原が高い打点で合わせるが枠を外し、28分にRH伊東のクサビを伊賀上がスルー、その裏にいた福原がターンシュートを放つノブリンっぽい攻撃も、GK長島がキャッチした。
しかし、カティオーラは2トップ以外は、GK・CB含めて全員170cmに満たない小さいチーム。体格面の不利だけでなく、プレスの掛け合いの中で細かなトラップやパスのミスも散見され、3-5-2という中盤中央が厚くなるシステムを採用していながら、青木・山田のCHに徐々に圧されだした。こうなるとサイドで数的有利になる清水SHが、前を向いてパスを受けられるようになり、特にRH柴原は決定的な仕事を披露しはじめた。柴原にWB戸高がマークするようになると、柴原は中央に入ってパスを受けてマークを誘い、広大に空いたサイドスペースをスピードのあるRB加藤が駆け上がる。中盤中央で競り負け、WBが守備に負われるようになったカティオーラは、2トップの福原・伊賀上がボールを受けに下がってくるようになるが、むしろそれは2トップの脅威を失わせることとなった。
後半になるとカティオーラの運動量が落ち、清水はパスを前に繋げない相手に対してDFラインを上げ、山崎・小澤 (山田) のCBが、あたかもボランチのように舵取りしていた。時折カティオーラにカウンターの機会もあったが、長い距離をドリブルさせる間に巧くコースを切り、時間を稼いで、シュートに至る前に未然に防ぐ。GKも含めて交代選手を7人全員投入した清水は、少し中だるみする時間帯もあったが、終盤にはLBの深澤があたかも攻撃的MFのようなプレーを披露するほどの総攻撃を仕掛け、残り5分で3点をあげて決着。体調不良で先発を外れていたエース鍋田も大会初ゴールを奪い、得失点差で仙台を上回って首位通過。最高の状態で決勝トーナメントに臨むことになった。
▼選手寸評 [私撰MVP] 深澤 諄也 [私撰MIP] 加藤 喬大、小澤 蓮 [相手方好印象選手] 福原 元希
06年12月17日 (日) 10:00開始 鈴与三保グラウンド 練習試合 対 暁秀高校 ※40分×? 天候: 曇り
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスユース −−−−−−−−吉田−−−−−−−− − 望月卓 −滝戸− 鍋田圭 −江守−− −−−−− 佐野諒 −前田−−−−−− − 佐野孝 −−−−−−−− 佐野傑 − −−−−−−藤牧−−池上−−−−−−
06分、清水、FW藤牧のサイドチェンジを受けたLB江守が縦パス、受けたLH佐野傑が1人交わして中に切れ込むと、外にパスを叩く。そこに駆け上がった江守が左クロス、藤牧が高い打点で合わせ、1−0 06分、清水、左サイドでキープする江守を佐野傑が追い越して縦パスを引き出すと、そのままスピードに乗って縦に抜け、ゴールライン際からマイナスのクロスを送る。PA内で受けたRH佐野孝、トラップした時点でチャンスは小さくなったが、何とか粘ってPA外に戻したボールをFW池上?が右足シュート。当たり損ねになったボールを、PA内で藤牧が再プッシュし、ゴールへと押し込む。2−0
暁秀高校 清水エスパルスユース 3(1) シュート 10(6) ×卓馬、◎藤牧、◎藤牧、○卓馬、×藤牧、○佐傑、×江守、○卓馬、○孝洋、×藤牧 1(0) 右クロス 2(0) ×卓馬、×卓馬 1(0) 左クロス 8(3) ○江守、○江守、×佐傑、×佐傑、×佐傑、×江守、×江守、○江守 2(1) 右側CK 3(0) ×佐傑、×佐傑、×佐傑 0(0) 左側CK 2(1) ×佐傑、○佐傑 1(−) 犯OS 0(−) 2(2) ファウル 0(0)
午後から藤枝でJrユースの公式戦があったため、前半のみの観戦。
試合自体は快勝で、内容自体も悪くない。むしろもっと得点できてもおかしくなかったが、左サイドからのクロス以外に攻撃の形が乏しかったため、2点にとどまった。クロス以外の手段を用いるゴール前のアイデア、右サイドでの連携などが課題になるが、攻撃面は総じて悪くない。 問題はやはり、この日は殆ど脅かされることのなかった守備面だろう。昨年度は中盤中央から崩されることがあまりに多かったが、それを必死に食い止めていた佐野克が抜けた今、攻撃に長のある佐野傑・前田のCHに、本来CHの滝戸をCBに入れた布陣で対抗することができるのか。前田は今年、中盤で献身的な守備と高いキープ力を活かす術を覚え、滝戸も今日は落ち着いた対応で攻撃を跳ね返していたが、それでも強豪と当たったら確実にシュートに持ち込まれたミスが、守備ブロックで散見されたのも事実。 全国大会で敢闘を続けているJrユースからは、鍋田亜・長島・柴原が昨年度、ユース公式戦出場を果たしている。彼らがユースに再合流すれば、また競争は激しくなるだろう。特に本来MFである滝戸が務めているCBには、現所属の選手に一層の奮起を期待したい。
▼選手寸評 [私撰MVP] 江守 純基 [私撰MIP] 藤牧 祥吾、前田 陽平
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