2006年12月16日(土) |
JY: 高円宮杯 全国大会 フレスカ神戸戦 |
06年12月16日 (日) 11:00開始 藤枝市民グラウンド 高円宮杯 第18回全日本ユース (U-15) サッカー選手権大会 グループG 対 フットボールクラブフレスカ神戸 ※40分ハーフ 天候:晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスジュニアユース −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−小澤−−山崎−−深澤−− −−−−−−青木−−山田−−−−−− −−柴原−−−−−−−−−−成田−− −−−−−− 畑 −−櫻井−−−−−−
−−−−−−須藤−−飯島−−−−−− −−藤森−−−−−−−−−−若松−− −−−−−−川口−−中西−−−−−− −−下山−−浅田−−松本−−矢澤−− −−−−−−−−古澤−−−−−−−− フットボールクラブフレスカ神戸
07分、清水、LH成田のサイドチェンジを神戸がカットするが、トラップが一瞬離れた隙にRH柴原が距離を詰め、奪って縦に抜ける。その右外をCH青木が更に追い抜いてパスを受け、右クロス。これはDFに跳ね返されるが、クリアをCH山田が確保、右に捌くとそこへ素早く動き直した青木がキープ、そしてスルーパス。右に開いていた柴原が、純平を思わせるダイアゴナルランで勢いよくPA内右に突入、速いクロスをニアに飛び込んだFW畑が合わせ、1−0 19分、神戸、警告: 飯島 31分、清水、警告: 小澤
フレスカ 清水エスパルスジュニアユース 7(2) シュート 7(6) ○櫻井、◎畑、 ×青木、○青木、○柴原、○畑、 ○柴原、×畑 0(0) 右クロス 7(1) ×柴原、×青木、×青木、◎柴原、×青木、×青木、×柴原 1(0) 左クロス 3(1) ×成田、×成田、○深澤 1(1) 右側CK 2(1) ×青木、○青木 1(0) 左側CK 1(0) ×柴原 2(−) 犯OS 1(−) ・畑 4(0) ファウル 6(2) ・山崎、・成田、・柴原、×柴原、×小澤、・小澤
[後半] 清水エスパルスジュニアユース (32〜36分) −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−小澤−−山崎−−深澤−− −−−−−−青木−−山田−−−−−− −−石原−−−−−−−−−−柴原−− −−−−−−鍋田−− 畑 −−−−−−
−−−−−−須藤−−飯島−−−−−− −−藤森−−−−−−−−−−若松−− −−−−−−川口−−中西−−−−−− −−下山−−浅田−−松本−−矢澤−− −−−−−−−−古澤−−−−−−−− フットボールクラブフレスカ神戸
23分、清水、交代: 櫻井→鍋田 32分、清水、交代: 成田→石原 (石原RH、柴原LH) 36分、清水、中盤で受けた山田が前線にクサビを当て、自らも前に出る得意のプレー。ポストに入った畑のリターンを受けると、右サイドに配球してそのままPA内に突進する。RH石原がPA内右に入れたボールを受けたのは、しかし、逆サイドから流れてきたLH柴原。GKの肩越しにゴールへと突き刺し、2−0 36分、清水、交代: 山田→荒井
フレスカ 清水エスパルスジュニアユース 4(2) シュート 7(3) ×畑、 ×畑、 ○畑、 ×山崎、×青木、◎柴原、○柴原 0(0) 右クロス 4(0) ○加藤、×柴原、×加藤、×山田 1(0) 左クロス 7(1) ○成田、×成田、×成田、×深澤、×深澤、×柴原、×柴原 1(0) 右側CK 3(0) ×青木、○青木、△柴原 1(0) 左側CK 0(0) 0(−) 犯OS 5(−) ・畑、 ・櫻井、・櫻井、・成田、・畑 1(1) ファウル 6(0) ・柴原、・山田、・柴原、・深澤、・加藤、・青木
▼試合結果 清水エスパルスジュニアユース 2−0 フットボールクラブフレスカ神戸
▼選手寸評 [私撰MVP] 柴原 誠 [私撰MIP] 青木 達也、長島 潤 [相手方好印象選手] 藤森 元太
緒戦の仙台戦を1−1で引き分けた清水は勝点1。緒戦カティオーラ戦を4−1で快勝したフレスカ神戸は、勝点3でグループ首位に立つだけに、この一戦は非常に重要な意味を持つ。勝てばグループ突破に大きく前進するが、負ければ他力に頼らざるを得ない状況に追い込まれるからだ。
オープニングシュートこそ1分、神戸CH中西の突破からCH川口に許したものの、その後は清水が中盤を支配した。青木・山田のCH2枚で相手の攻撃を跳ね返すことができるため、柴原・成田の両SHがサイドで孤立したまま守備に絡まず、攻撃に転じた時にはフリーでボールを受けられる。特に前を向いてボールを受けた時の柴原は、その加速と技術で常に脅威となっていた。序盤の神戸は清水と違い、SHが中央で攻撃に絡み、CH川口らが前に出る時の起点になっていたのだが、清水のSHを無視できずにサイドに残るようになったために攻撃の枚数が不足、青木・山田はますます余裕を持って、守備から効果的な配球を行えるようになっていった。 3分、ロングボールに対して巧くDFと体を入れ替えて抜け出たFW櫻井がシュート、GK古澤が弾き返す。7分に両CHが絡む厚みのある攻撃で右サイドを崩して先制すると、シュートの数こそ少ないが、中盤を支配して攻め続けた。18分には青木の鋭いミドル、26分にはRB矢澤の横パスミスを奪って柴原がドリブルシュートを放つが、共にGK古澤の好反応に阻まれる。一方の神戸は単発のミドルやFKしかチャンスがなかったが、37分、清水のパスミスをダイレクトで狙ったLH藤森のミドルが、ドライヴして枠内を襲う! が、それもGK長島が下がりながら枠上に弾き出す美技を見せ、事なきを得た。 この思い切ったミドルで流れが神戸に傾きかけるが、39分、青木のクサビを受けたFW櫻井からスルーパス、飛び出した畑のシュートはGK古澤がセーヴ。次いで41分 (ロスタイム)、成田のサイドチェンジをカットされるが、柴原が再び奪い返して縦に抜ける先制点によく似た形も、PA内で切り返してニアを狙ったシュートをGK古澤が弾き出す。続く青木の右CKをニアで畑が合わせるも枠を外した時点で、前半を終えた。
後半になっても清水が手数を掛けた攻撃を繰り広げ、神戸が隙を見てミドルで狙う構図は変わらない。清水は2分、RB加藤のドリブルから柴原が繋いで山田のサイドチェンジ、成田のクロスに畑のヘッドが枠外。5分、青木がカットしたボールを柴原が左スペースに配球、駆け上がった成田のクロスのクリアを拾って柴原がミドルを放つが、これも枠を捉えられない。14分にはビッグチャンス。柴原からパスを受けた青木が右スペースにスルーパス、加藤が1人かわしてPA内に侵入し、上げたクロスを畑が痛烈なジャンピングボレーで合わせるが、GK古澤のビッグセーブ。こぼれ球を左ポスト前にいた櫻井が押し込んだが、オフサイドの判定でゴールは取り消された。 神戸は26分、加藤のファウルで得た35Mほどは距離のあるFKを藤森が直接狙うが、これもGK長島にCKへと逃げられる。畑のボレーの後、オフサイドに引っ掛かったり、クロスの精度が悪かったりで小康状態にあった清水の攻撃だが、34分の山崎、青木の連続ミドルで改めて前に出てくると、36分に柴原が決定的な2点目をゲット。これだけ攻めながら試合を決定づけるのに時間が掛かったのは課題だが、強い勝ち方で結果を残し、グループ突破へと大きく前進した。
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