2006年11月05日(日) |
Jユース杯 名古屋グランパスエイト戦 (A) |
06年11月05日 (日) 13:00開始 トヨタスポーツセンター Jユースサハラカップ2006 第14回Jリーグユース選手権大会 予選Eグループ 対 名古屋グランパスエイトU-18 (A) ※45分ハーフ 天候: 晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスユース 控え: 長島、渥美、岩本、池田、柴原、藤牧、鍋田亜 −−−−−−−−吉田−−−−−−−− − 望月卓−鍋田圭−佐野克 −江守−− −−−−− 佐野諒 −前田−−−−−− −−小泉−−−−−−−−−−神田−− −−−−−−長沢−−町田−−−−−−
−−−−新川−−酒井−−花井−−−− −−−−−−福島−−西山−−−−−− −−−−−−−−吉田−−−−−−−− −−西部−−森本−−三宅−−津田−− −−−−−−− 長谷川 −−−−−−− 名古屋グランパスエイトU-18 (〜41分)
04分、名古屋、前に出て相手クリアをカットしたCB鍋田圭が縦にクサビを入れるが、名古屋が跳ね返してカウンター。中央やや右でFW花井が受けてスルーパスを縦に出すと、左から斜めに飛び出したFW酒井が追い縋る鍋田圭を強引に跳ね退け、ゴール天井に叩き込む。0−1 19分、名古屋、速攻の場面に鍋田圭がファウル覚悟でFW新川を前で潰すが、こぼれ球を酒井が拾うと、アドバンテージの判定で2対2の場面。酒井は中央からPA左へと侵入するが、RB望月卓がゴール方向のコースを切って、ドリブルをカット。だが、こぼれ球をフォローした新川が拾い、素早く花井と浮き球でのワンツーを交わして裏に抜け、冷静にファーへ決める。0−2。 23分、清水、警告: 佐野諒 41分、名古屋、交代: 新川→奥村
グランパス 清水エスパルスユース 6(4) シュート 3(2) ○前田、○神田、×長沢 3(0) 右クロス 2(0) ×卓馬、×卓馬 0(0) 左クロス 7(4) ×江守、○江守、×前田、×江守、○江守、○江守、○江守 0(0) 右側CK 0(0) 1(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS 1(−) ・長沢 7(1) ファウル 9(1) ・小泉、・佐諒、・前田、・佐諒、・佐諒、×長沢、・小泉、・長沢、・長沢
[後半] 清水エスパルスユース (22〜37分) −−−−−−−−吉田−−−−−−−− − 望月卓−鍋田圭−佐野克 −江守−− −−−−− 佐野諒 −前田−−−−−− −−柴原−−−−−−−−−−渥美−− −−−−−−長沢− 鍋田亜 −−−−−
−−−−奥山−−鈴木−−花井−−−− −−−−−−福島−−中田−−−−−− −−−−−−−−西山−−−−−−−− −−西部−−吉田−−森本−−酒井−− −−−−−−− 長谷川 −−−−−−− 名古屋グランパスエイトU-18 (27〜38分)
HT、清水、交代: 小泉→柴原
03分、名古屋、CB三宅のロングボールを、頭で内側のCB佐野克へ渡そうとした望月卓がコントロールミス。その間にいたFW奥山に渡り、奥山は縦に持ち出すときっちりファーに決め、0−3 09分、清水、警告: 佐野克 10分、清水、交代: 町田→鍋田亜 16分、名古屋、交代: 津田→鈴木 (酒井RB、鈴木FW) 18分、名古屋、警告: 三宅 22分、清水、交代: 神田→渥美 22分、名古屋、清水の右CKから、やや手間取りながらもカウンター。PA右にまでボールを運ぶと、酒井が渥美を縦に突破して小さくマイナスに折り返す。福島がチェックに来た江守をかわす小さなパスを前に出し、それを奥山が落ち着いてゴールへ押し込み、0−4 27分、名古屋、交代: 三宅→中田 (上記参照)
33分、名古屋、OH中田のパスをバイタルエリアで受けた花井が、切り返しから加速して縦に突破。低く速いクロスにファーへ飛び込んだFW鈴木が、勢いのままゴール左の狭いところへ蹴り込んで、0−5 35分、名古屋、中央35Mほどの位置でクリアを拾ったDH西山が、DFラインの裏を狙ってロビングを上げる。GK吉田が飛び出してキャッチに行こうとするが、その半歩前に飛び出した花井がGKへ脇目もふらずに強烈ボレー。空のゴールに叩き込まれ、0−6 37分、清水、交代: 吉田→長島 38分、名古屋、交代: 花井→岸
グランパス 清水エスパルスユース 7(6) シュート 3(1) ×佐諒、×亜人、○渥美 1(0) 右クロス 7(0) ×町田、×柴原、×佐諒、×柴原、×卓馬、×卓馬、×柴原 3(0) 左クロス 6(1) ×克彦、×江守、×克彦、×亜人、○江守、×克彦 1(0) 右側CK 4(1) ×神田、×神田、○佐諒、×佐諒 1(0) 左側CK 4(0) ×神田、×渥美、×渥美、△渥美 2(−) 犯OS 0(−) 9(1) ファウル 9(2) ・克彦、・克彦、・克彦、・亜人、×卓馬、・長沢、・佐諒、・渥美、×前田
特に大きな動きのなかった4分を過ぎ、突如、名古屋得意の縦に速い攻撃で失点。最初のピンチであっさり失点した清水は、その後14分にLH前田の一人抜きからのドリブルシュートが飛び出すなど (GKキャッチ)、互角以上に戦えていたが、19分に2度目のピンチで2失点目を喫した。それでも、試合内容は一見、清水の優勢。LB江守が果敢なオーバーラップを見せ、31分には前田との縦へのワンツーで上げたクロスをFW長沢が頭で狙ったが、大きく上に外した。 しかし、振り替えればこれは、名古屋の術中に陥っていたと言えるだろう。前回、プリンス東海の対戦でもそうだったように、サイドを捨てて中央を厚くした名古屋に対して、清水は機能性・効率性で大きく劣っていた。名古屋は守っては吉田と三島のU-代表コンビが長沢を挟んで潰し、オーバーラップする清水SBの上げるクロスは意味がなかった。チームの重心である吉田が長沢をケアしてる以上、他が薄くなるのは仕方がないが、要は最後、ゴール前を抑えれば失点しない。攻めては佐野克のいないサイドを執拗に突き、またスピードのある佐野克のカバーが間に合わないほど、一気に攻めきるだけの連動性をもっていた。3トップの一人 (主に酒井) がファーに開き、佐野克を釣り出した動きも見逃せない。
後半の前半分は、まさに効率性をまざまざと見せつけられた展開になったが、それはまた、前半の展開の繰り返しでもあった。開始3分、清水のミスから試合を決定づける3点目を奪うと、その後はFWやCHまでサイドに流れて崩しに掛かる清水懸命の攻撃を、中央で跳ね返す。22分、後半2本目のシュートで4点目を奪うと、さすがに意気消沈した清水に対して、33分、35分と、13分間で3点を記録して虐殺劇を完了させた。ようやく44分、左サイドに開いたFW鍋田亜のクロスが跳ね返されたところ、拾った江守のアーリークロスにLH渥美がニアに飛び込んで頭を合わせたが、GK長谷川の好守に阻まれてゴールならず。0−6という清水ユース史上に残る完敗を喫した。
▼試合結果 清水エスパルスユース 0−6 名古屋グランパスエイトU-18
▼選手寸評 [私撰MVP] 江守 純基 [私撰MIP] 前田 陽平、佐野 諒 [相手方好印象選手] 吉田 麻也
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