2006年08月16日(水) |
JY: クラブ選手権 全国大会 クマガヤSC戦 |
06年08月16日 (水) 13:30開始 Jヴィレッジ Pitch 1 adidas CUP 2006 第21回日本クラブユースサッカー選手権 (U-15) 大会 対 クマガヤサッカースポーツクラブ ※35分ハーフ 天候:曇り時々晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスジュニアユース (〜28分) −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−小澤−−山田−−深澤−− −−−−−−青木−−荒井−−−−−− −−石原−−−−−−−−−−柴原−− −−−−−−鍋田−−櫻井−−−−−−
−−−−−−西澤−−関根−−−−−− −−−−−−三浦−−永吉−−−−−− −−市川−−−−木村−−−−楠本−− −−− 八木沼 −細萓−−岡田−−−− −−−−−−−−志村−−−−−−−− クマガヤサッカースポーツクラブ
27分、清水、中盤に下がってプレスを掛けたFW鍋田の守備でボールがこぼれると、青木がダイレクトで逆サイドへ40Mダイアゴナルフィード。右サイドにオフサイドポジションの選手がいたようだが、遅れて左サイドから飛び出したLH柴原は、当然オンサイド。巧みなトラップで浮き球を処理した柴原はPAへ縦に侵入し、角度のない位置からシュート性のクロス。いや、クロス性のシュートが右ポスト内側を直撃し、逆サイドネットに吸い込まれた。1−0。 28分、清水、交代: 櫻井→関口
クマガヤ 清水エスパルスジュニアユース 5(2) シュート 3(2) ×青木、○青木、◎柴原 2(2) 右クロス 3(0) ×石原、×石原、×石原 3(0) 左クロス 3(1) ×柴原、○鍋田、×深澤 1(1) 右側CK 0(0) 0(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS 3(−) ・鍋田、・鍋田、・鍋田 3(0) ファウル 6(0) ・櫻井、・石原、・小澤、・小澤、・関口、・関口
[後半] 清水エスパルスジュニアユース −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−小澤−−山田−−深澤−− −−−−−−青木−−荒井−−−−−− −−石原−−−−−−−−−−柴原−− −−−−−−鍋田−−関口−−−−−−
−−−−−−西澤−−町田−−−−−− −−−−市川−−三浦−−関根−−−− −−−−−−−−木村−−−−−−−− − 八木沼 −細萓−−岡田−−楠本−− −−−−−−−−志村−−−−−−−− クマガヤサッカースポーツクラブ (〜15分)
HT、クマガヤ、交代: 永吉→町田 (上記参照)
08分、クマガヤ、CH青木のPA前でのプレーが微妙なファウルの判定。清水は判定にぐずつくが、クマガヤはOH三浦が素早く再開。縦に送ったパスを受けたFW関根が、誰にも邪魔されずPA内を縦にドリブル突破し、GK長島の横を抜けるシュートを放つに至った。1−1。 09分、清水、FW関口が左サイドでRB楠本にプレスを掛けると、たまらずCBへバックパス。それを鍋田が奪うや、縦に加速する。PA内に侵入しようかというところで、CB岡田が引き倒した。まず主審がファウルの判定、次に副審にファウルの位置を確認し、PKが与えられる。キッカーは鍋田。GK志村の届かない右隅にきっちり決め、2−1。 15分、清水、警告: 荒井 15分、クマガヤ、交代: 市川→塩田 (西澤OH、三浦LH、塩田FW)
23分、クマガヤ、右サイドから三浦のロングスロー。緩いボールを町田がバックヘッドで更に左へ流すと、飛び込んできた西澤が頭でゴールに突き刺し、2−2。 24分、クマガヤ、退場: 細萓 '(布陣を3-1-3-2に) 26分、清水、左から切れ込んできた柴原は、ドリブル姿勢のままPA内の鍋田にクサビを出す。鍋田はダイレクトで中央に戻し、それをCH荒井が右へ叩く。受けたRH石原が縦に抜け、GKと1対1。続けて左にステップを踏んでGK志田を交わすと、左足のラストショットを放つ。が、DFがそれをカバー、こぼれ球に関口が反応。スライディングでシュートブロックにいったCB細萓は、関口のシュートに思わず手を出してしまう。得点機阻止で一発退場、そしてPK。鍋田がGKと逆方向に突き刺し、3−2。 30分、清水、警告: 加藤
クマガヤ 清水エスパルスジュニアユース 6(4) シュート 8(5) ×荒井、×荒井、◎鍋田、○鍋田、○柴原、◎鍋田、×柴原、○鍋田 3(0) 右クロス 2(1) ×石原、○石原 2(0) 左クロス 2(1) ×荒井、○柴原 2(0) 右側CK 2(0) ×石原、×柴原 2(1) 左側CK 0(0) 0(−) 犯OS 3(−) ・石原、・関口、・関口 6(2) ファウル 5(0) ×青木、・鍋田、・荒井、・荒井、・鍋田
▼試合結果 清水エスパルスジュニアユース 3−2 クマガヤサッカースポーツクラブ
クマガヤの基本布陣は4バックだと思われるが、清水の2トップに3人が付き、右の石原に八木沼が、左の柴原に栗原が付く格好になったため、事実上5バックに近い格好になった。2トップが盛んに動いて空けたスペースに、2列目の永吉・三浦が飛び出す形で攻撃を作るが、チーム全体の重心が低いため、スルーパスが長すぎて引っ掛かってしまう。一方、清水は青木の守備の負担が軽くなり、支配力を発揮。17分、石原のクロスのこぼれを青木がミドル、GKが弾いたところ柴原が拾って左に叩き、鍋田のクロスから櫻井が決めるが、オフサイド。しかし、27分に青木得意のダイアゴナルフィードから先制点を奪い、1−0で折り返した。 失点後から市川の位置を上げていたクマガヤだが、後半は明確に4-1-3-2に変更、更にエース町田を投入。後半頭は右サイド石原を起点に荒井がミドルを2発放った清水のペースだったが、クマガヤは一瞬の隙を突いて同点に。だが、清水もすぐさま鍋田がPKを奪い、自ら決めて突き放す。その後も中盤の青木の支配力に緩みなく、18分には鍋田のポストから青木がサイドチェンジ、柴原のシュートはGK志田の美技が防いだ。中盤を抑えられたクマガヤは、22分に三浦の左CKを細萓が頭で合わせるなど、セットプレーに好機を見出すが、23分、意外にもロングスローで同点弾を叩き出す。が、またもその直後、ハンドでの決定機阻止で1人退場、更にPKも決まって勝負あり。もう攻めるしかないクマガヤの反撃はあったが、巧みに展開をサイドに限定して、試合をクローズした。
▼選手寸評 [私撰MVP] 青木 達也 [私撰MIP] 鍋田 亜人夢、石原 聖太 [相手方好印象選手] 関根 健太
青木は相手の中盤が薄いこともあり、今大会一番の出来。ここまで運動量の多い荒井が前に出ることが多く、青木は後ろで守備に追われていたが、この日はドリブルで攻めてくる相手なだけに、確実な守備対応とドリブルしてきた相手が空けたスペースを突く長短のパスが綺麗にはまった。好調の鍋田はPKながらこの日も2得点で、4試合連続通算6得点。場面に応じて最適のプレーを判断力しており、PK奪取の場面もあそこで転ぶのが最適の判断だった。逆に言えば、転ぶ意味のない場面では後ろから押されても転びはしない。石原は序盤、消極的なプレーも目立ったが、尻上がりに調子を上げ、加藤とのコンビで次々にボールを奪う運動量が目立った。決勝点の場面のキックフェイントも見事。 関根は早生まれの長身選手。大型ながら柔らかい動きができ、滞空時間の長い空中戦とドリブルは、共にキープ力があった。
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